万年橋に行ってきました。


前回のブログで訪れた深川芭蕉庵跡のすぐ近くにあるのが、この万年橋です。
運河の多い、水の都江東区にはたくさんの橋が架けられていますが、
中でもこの万年橋は歴史が長く、記録によると延宝8年(1680年)には
すでに架けられていたそうです。


前回のブログにも登場した古地図にも万年ハシ」と記されています。


そして、これが現在です。



千葉方面から江戸に物資を運ぶための重要な運河であった小名木川
船の通航を妨げないように万年橋は高く架けられていました。
葛飾北斎富嶽三十六景のひとつ深川万年橋下にその美しい曲線が
描かれています。
ちなみに歌川広重名所江戸百景の中深川万年橋として
取り上げています。



現在の橋は昭和5年(1930年)に完成したものです。



万年橋北詰にこんな案内板が・・・ケルンの眺め???



これがその"ケルンの眺め"でございます。
ドイツに行ったことがない僕には真偽のほどは分かりません。
ケルンに行ったことがある方、ぜひ感想をお聞かせください。



せっかくなので清洲橋まで歩いてみることにしました。
この橋は現在の万年橋より2年ほど古く、昭和3年(1928年)に完成。
しかも吊り橋です。 今も現役とは大したものですね。



お前は橋の下から拾ってきたんだ!と祖母に言われてきたせいか、
あぁここが生まれ故郷なんだと、妙に懐かしくなってしまい、
ずいぶん長いこと居座ってしまいました。



清洲橋の名の由来って今まで考えたこともなかったのですが
深川区住町(現・江東区澄)と
日本橋区中(現・中央区日本橋中
から採った分かりやすい名称だったのですね。

それはそうと、清住が、いつどうして清澄に変わってしまったのか・・・
そちらのほうが気になって仕方ありません。

あれこれ考えさせられる清洲橋の下からもスカイツリーを望むことができました。