"古池や蛙飛び込む水の音"
ご存知、松尾芭蕉の句です。
今回は芭蕉がかつて居を構えたことのある深川界隈を訪ねてみました。


新大橋から隅田川の左岸(江東区側)を南方向へ歩いてみることに。
対岸(日本橋側)はよく歩くのですが、こちら側は今回が初めて。
川を挟んだだけで見える景色が違ってとても新鮮でした。
遊歩道を進んで行くと・・・




芭蕉の世界に浸りながら散歩を楽しむことが出来ます。

下町で生まれ、中学まで育った僕にとって、芭蕉は割りと身近な存在で、
小学校のときには芭蕉を偲んで俳句コンテストも行われていました。
区主催の小学生は全員強制参加の俳句コンテスト。
どんな句を詠んだか、全く記憶に残っていませんが、賞をいただいたのは
今でも鮮明に覚えています。
参加賞という立派(?)な賞です・・・f^_^;



話は戻りまして、隅田川沿いをさらに南下すると、小名木川が合流するところに
ぶつかります。
その角の辺りが、芭蕉庵跡なのだそうです。


古地図を見てみると、しっかりと芭蕉の文字が書かれています。
芭蕉は延宝8年(1680年)に日本橋からここ深川に移り住み、
奥の細道の旅に出発する元禄2年(1689年)まで暮らしたのだそうです。



そしてこれが現在です。


上の地図に書かれている芭蕉稲荷を訪ねてみると・・・


芭蕉庵跡の石碑が。
ここで日々、俳句を詠んでいたのですね。


芭蕉稲荷のすぐ近くにある小高くなっているところが芭蕉記念館分館
早速、石の階段を上ってみることに。


これはもしや・・・


芭蕉先生が迎えてくださいました!!!


この分館と呼ばれている場所自体はこじんまりしているのですが、
小高い丘になっているため、非常に開放感があります。
目の前の橋は清洲橋です。


ここからビルだらけの現在の東京を見て、芭蕉は何を想い、
どんな句を詠むのでしょうか・・・

この近くにある芭蕉記念館はタイムオーバーで寄ることが出来ませんでした。
また次の機会にレポート出来ればと思います。