羽田
行ってきました。

この大鳥居をご存知の方は多いのではないでしょうか。

終戦直後の昭和20年9月21日、進駐してきたアメリカ軍は
軍用の飛行場を建設するため、周辺に暮らす1200世帯・3000人に
わずか48時間以内に強制退去を命じたのです。

強制退去後、鳥居を撤去しようとしたら作業中に事故が起きたり
関係者に次々と災いが起こったり・・・
そんなエピソードが残された大鳥居も1999年に無事今の場所に移されました。


戦後、羽田の住民がいかに翻弄されたか・・・
そんなことを思いながら歩いていると
この町は今もどこか寂しさが漂っている気がしてなりません。


しばらく歩いていると道沿いに赤レンガの塀が見えてきました。


歩いても歩いても、赤レンガが続いています。


この赤レンガ群は多摩川の水害から町を守るため
大正~昭和初期に築造された堤防なのです。


現在はさらに高い堤防が多摩川寄りに作られたため
その役目を終えて、静かに余生を送っています。
羽田の遺産として後世まで大切に残してほしいものです。


神社の参道が微妙に曲がっています。
「ブラタモリ」によると鎌倉と江戸の歴史が絡んでいるとか?


僕の目に映る猫たちは、何を見つめているのでしょうか・・・