現実…

俺の長い付き合いので、関西で施設を経営している先生がいる。
法律の変わりに腹を立てているのだ。

65歳以上は高齢者で、バカヤロ、俺も間もなくだ。国は、救急搬送や延命治療で、もう治る見込みのない人は延命治療はやめなさい、と言うことだ。

救急搬送も同じ条件だ。人の命をなんだと思っているのだろうか!
確かに高齢者の人口が多いのは確かで、高齢者の年金問題もいろいろ問題がある…。
平成の姥捨山に突入って訳だ。

エーゲ海で先日行われた偲ぶ会のユーチューブを観た新聞社が、元ピラニア軍団にいた高月忠に「あの人はいま」に出て欲しい…のオファ-がきた。

さっそく高月君に連絡し承諾を得た。
俺も高月君の性格が好きで、偲ぶ会でオファがあったことはお役に立ててよかった。

ピラニア時代は東映にいて、任侠ものなどにチョイ役でたくさん出演していた。

ある日、未亡人下宿シリーズ第2作目に東映の大部屋に主演を探し、高月忠に日大の学生役をオファ-し、返事待ちだった。

事務所が高月君に、
「東映に居たって、いい役なんざ貰えないんだから、未亡人下宿で主役やった方がいいぞ、やれ、やってこい」

こんないきさつがあって高月忠が主演で出演したのだ。
未亡人下宿も、まさかシリーズになるとは思っていなかったが、俺もまだチョーランは着ていない。

東映の役者が出演?となれば、俺も彼の演技を見るし、芝居を探りながら競演した。
高月が、「オ~ッス」をやっていたのが、次回作からは俺が硬派になり、チョーランを着た。
俺は「オウッス!」と硬派の役作りに変身した。
高月忠の明るい学生の未亡人下宿から、硬派の国士館大学土木学部道路標識学科、尾崎紀世彦だオウッス!になりシリーズになる。

学ラン着たのも、高月忠のきっかけからだ。
芝居も上手いし、明るさは学生そのまま成り切っていた…。

そんな訳で高月忠の「あの人はいま」の取材が楽しみだ。
俺も引率しながら、取材のヤリトリを聞くが…。
アデユ~