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ラブファイト―聖母少女〈上〉 (講談社文庫)

ラブドキドキファイト 聖母少女

映画「ラブドキドキファイト」の原作小説


映画「ラブドキドキファイト」の予告編を見た
映画本編はまだ見ていない
でも、予告編を見てわかったような気になっていた



「最強女優No.1決定戦」の記事を書いたあと
偶然近所の書店で見つけて
気軽に衝動買い
読み始めも気楽なものだったが・・・


最近のkuとしては信じられないことに
読むのをやめられなくなった・・・

原稿用紙で1000枚超、文庫上下2巻で約800ページ
一気に読み切ってしまった

自分でもちょっと驚いた(汗)



「稔ちゃんをいじめたら、オレが許さへんからな」


幼稚園から幼なじみ稔をいつも守ってきた
(いたぶってきた?)西村亜紀


亜紀にいつも守られてきた
(どつかれてきた?)立花稔


弱く情けない自分を変えるため
ボクシングジムに通い始めた稔と
稔を追って(つきまとって?)
同じジムに通い始めた亜紀

二人を取り巻く恋模様



しかしこの物語、ただのラブコメと思ってはいけない


そこにボクシングという
本格スポコン小説の要素が加わり


さらにボクシングを介して

彼女らのボクシングジムの会長
ジョー大木をめぐる
策略うごめくどろどろの恋愛模様


三つの要素がごちゃごちゃに入り乱れて
話が進んでゆく・・・


読んでる途中で
対象はいったい誰なんだ!とおもわず叫びたくなった(笑)

kuは最後まで読んだけどね(笑)
しかも一気に(爆笑)



この小説は読者を選ぶ小説だと思う
普通は読者が小説を選ぶのだと思うけど・・・


純な(話が進むうちに純じゃなくなっていくけど・・・)恋愛ものも
どろどろの愛憎劇も
スポコンもの(しかも格闘技)も
全部OKな人じゃないと・・・


ラブコメが読みたくて読み始めた人は確実に挫折するだろうなきっと・・・



この小説が出版されたのが約十年前
完成してもなかなか出版してくれるところがなかったそうです
素人のkuでもわかる気がする・・・(生意気)


読み終わって感想を一言で書くとすれば
もやもやする・・・
なんかくやしい・・・


決して楽しい気分、明るい気分にはなれなかった・・・
昔感じた胸の痛みを思い出させるというか
内心かなり複雑な気分・・・


それでも読むのをやめられなかったのは
亜紀に惚れた(???)から?
読めば読むほど好きになっていった・・・(LOVE)


その話はまたあとで