流星になったね
蹄葉炎の悪化だったと言う。
この前中京記念を勝った、
グレーターロンドンも蹄葉炎だったね。
阿佐田は毎週お馬を楽しんだ後、
必ず『今日の出来事』をチェックする。
今日は皆無事だったね~とホッとしたり、
落馬があればそのレースを観たり……
そして。
予後不良になった仔がいたら、
そのレースを観て、戦績を見て、
ひとときその仔のことに心馳せるのです
昨日、ある障害のレースでひとり……
しかも阿佐田を驚愕させたのは、
完全に左後ろ脚が脱臼状態で、
右前脚もおかしかったのに立ち上がり、
左前脚と右後ろ脚だけを使って、
さっきまでと同じような前向きさで、
走り始めてたことでした。
その後どうなったか映像はなかったけど、
なんとも胸が締め付けられて……
あのサイレンススズカが、
骨折したのに、
武さんを落とさないようにしたとか、
キートンが、
立ち上がって山本騎手の元へ行ったとか、
そういう話もありますよね
この仔はどちらかと言うと、
そったな賢い名馬でなく、
お馬鹿の方なのかな?と思うのです。
戦績を見ると、障害行く前は、
短距離を使われている
きっと折り合いが難しくて、
最初からとにかく走ってまうんだろなと。
キートンのような話も胸を打つけど、
こうしたお馬鹿(ホントにお馬鹿がわからんが)が、
人知れず死んでいくこと……
阿佐田はなんともな気持ちになります
世の中的には、
何にも名を残さず、
なんの美談もなく、この世を去ってゆく。
でもその実には、
小さなことであっても、
きっと様々なふれあいが、
沢山の笑いや笑顔が、
怒ったり手を焼いたり、
甘えたり救われたり、
あったと思う。
やっぱり人間と同じだね
阿佐田、あまりのことに想いを馳せすぎて、
勝手な想像力を使ってしまったけど……
とっても賢いお馬だったかもしれなくてよ
ジャストドゥイング…おやすみなさい……
想像力と言えば……
最近絶好調らしい競馬ブックの吉岡さん。
予想において想像力は大事とのことよ
阿佐田には、その想像力を膨らませる、
『材料』が無さすぎなんですがね
まあ、ないなりに働かせないとね。
最近、想像力でなくて、
『願望』が占めてますからね
次に向かうのは関屋記念
けっこうなメンバーのようで楽しみ
その中に屈腱炎で1年10ヶ月ぶり、
長期休養から戻ってきたチェッキーノも
楽しみではあるけれど、
予想をますますわからなくさせるお馬ね
でも想像力をもっと自由に働かせて、
的中に向かいたいと思います