- 前ページ
- 次ページ
半年でしたが、すごく長くあの道を
通った気がします。
冬には凍った道で何度か転び、
泣きながら帰ったような
3月になり、ようやく家が完成
ある日の学校へ行く朝、母から
「今日は新しい家に帰ってくるのよ」と
言われました。
たしか朝から調子が悪かったのですが、
嬉しさもあり、学校をなんとかこなし
帰りました。
しかし調子が悪く、新しい家に帰るなり、
ぐったりしてました。
母の姉が引っ越しを手伝いに来ていて
和室に布団を敷いてくれて、
そのまま寝ました。
障子もなくお隣の庭は、
丸見えだし、建材臭いニオイがして
気持ち悪い感じでしたが、
天井も壁紙も新しくて、嬉しかったのを
昨日のことのように思い出します
新しいお家だ
もう一度寝よう
あれから月日がたち
リフォームをへて
今は、しんさんが私の実家に
マスオさんとして存在しています。