私は不思議な夢を見ます。
記憶にある1番最初の夢は2歳の時でした。
夢の中の私は5歳くらいでしょうか、知らない男の人と手を繋ぎ、黒いワンピースを着て黒いピカピカの靴を履いて、黒い車が走り去って行くのを、ママー!ママー!と泣きながら追っている夢でした。
大泣きしながら目が覚めると、母がビックリしながら洗い物の手を止めて「どうしたの!怖い夢みたの?」と優しく抱きしめてくれました。
その時はただただ悲しくて泣いていました。
今思えば、お葬式の夢。
2歳の私はまだ葬儀の経験もなく、母が何処かへ行ってしまうという悲しい不安な気持ちだけでした。
この不思議な夢は今でもよくわからないのですが、もしかしたら私の前世なのかなぁと、最近思います。
その後 父と母は離婚をし私は5歳で母と離ればなれになります。散々母を怨み続けた若い頃でしたが、今は年老いた母と暮らし世話をしています。
喧嘩は日常茶飯事ですが、ふとあの時の夢を思い返し、
私が母を追いかけてこの世に生まれてきたのかもしれないと思うと、憎まれ口ばかり言う自分を反省します。
あの夢がなければ、私は酷い娘のまま母を見送る事になってしまうのではないかと思いました。

長い間、何故あんな夢を見たのだろと考えていましたが、今の私に必要な夢だったのでは無いかと思います。

母と娘の対立は世の常と言いますから毎日の口喧嘩は治りそうもありませんが、母と暮らす日々を今世で楽しみたいと思う日々であります。