
1930年代。当時の英国の新型車レイルトンのサードギア(トップギア)がとても静かでスムースなのを自慢したことが名前の由来。
自慢したのは英国人‘‘ガース・グレンデニング’’。
彼はコアントローの独占販売権を持っていた実業家。コアントローの販促にこのカクテルを活用し、大いに成果を挙げました。
スコッチウイスキーをベースにしますが、ここでお手軽なブレンデッドスコッチを使用してはなりませぬ。バランスの取れない薄っぺらな味わいに仕上がりますゆえ。
シングルモルトスコッチを選んでくださいませ。
クセがあったり重厚だったりするモルトも良いのですが、私は‘‘グレンリヴェット12年’’を選びます。
深さと軽やかさが同居し、ボリューミーでありながらキレのある後口にまとまりますので。
ベースだけが違う同じレシピのカクテルたち(サイドカー、ホワイトレディ、XYZ、バラライカ)がスタンダードカクテルとして人気を博しているのになぜサイレントサードだけ日陰に佇まなくてはならないのか、と思っていました。
私見ですが前述の、ベースにするウイスキーを美味しいシングルモルトにしてこなかった(ゆえに美味しくなかった)ことが原因のひとつではないかと思います。あくまでも私見です。
とても美味しい一杯です。
そうですね、市民権を得るためにここからムーブメントを、、!
《レシピ》
・グレンリヴェット12年・・・30ml
・コアントロー・・・・・・・15ml
・レモンジュース・・・・・・15ml
●シェーク