火葬場に着くまで、双子は私の膝の上に。
車内は呑気に「ヨロレイヒ~」との歌声が響く(笑)
双子もヨロレイヒ~は覚えちゃったかな?(笑)
火葬場について、受付を済ます。
お線香をあげて、上の子が嬉しそうにおりんを鳴らす。
「最期に顔を見られますか?」
そうか、双子の顔を見れるのは最後なのか…。
でも、この週数で双子の顔を1度でも見れた事、
それって本当に奇跡だし、ありがたい事だな…。
そう思い、最後に双子の可愛い顔を見ました。
2人寄り添って並んで寝ている。
お姉ちゃんの方に妹が少し近づいている気がして、
2人ならどこに行っても大丈夫だね!と思いました。
そして、双子は火葬台の上へ。
双子は本当に小さくて。小さくて。
水分も抜けてさらに小さくなっていて。
骨は残らない・灰すら残らないかもしれない。
もしかしたら形ある双子はもう見れないかもしれない。
そう思うとショックでしたが、
そうなってしまっても双子の運命だと思っていました。
でも、二人ともあばらの骨はしっかり見えている。
2人なら大丈夫!信じているよ!
そう思い、2人の旅立ちを見守りました。
2人の旅立ちの間は上の子が大はしゃぎで走り回り、
何だか双子と一緒に楽しんでいるようにも見えました。
そして、旅立ち終わった双子との対面。
「それでは、収骨をお願いいたします。」
その声に本当にびっくりしました!!!!!!
見てみると、本当に綺麗にあばら骨が残っていました。
涙が溢れました。本当に、ありがとう。
火葬場のスタッフさんもとても優しくて。
つまようじや竹串等を用意してくださっていて、
「小さなお骨です。大切に拾ってあげてください。」
大泣きしながら旦那と二人で大切に骨を収めました。
最初から、最後まで、奇跡が起きすぎているよ。
頑張りすぎだよ双子ちゃん。
私たちの元に、生きた証を残してくれて、ありがとう。
双子の身体はこの世から消えてしまいました。
だけど、小さな骨が、私たちの手元に残っています。
とっても、とっても、親孝行な二人です。
双子はきっとお空の上で楽しく過ごしているでしょう。
無事に行けたかな?迷わなかった?
遺骨は骨壺に入れて自宅で手元供養という形にしました。
いつでも遊びに来てくれて良いからね。
でもね、いつまでも、ずっと、ここに居なくて良いんだよ。
お空の上で、お友達と遊んだり、2人で喧嘩したり、
落ち着いたら学校に行ったりお仕事したりして。
2人は2人らしく、これからの人生を楽しんだら良いんだよ。
疲れたり、悲しいことがあったら、いつでもここにおいで。
あなたたちのおうち…?おうち?実家、かな?
実家はいつでもここにあるし、あなたたちの場所もあるよ。
疲れたら、帰省しておいで。美味しいもの沢山準備してるよ。