宝塚大劇場月組公演のレビュー作品は

中村一徳先生の『Grande TAKARAZUKA 110!』です。

 全編通してキラキラで、気がついたらもう大階段の体感5分で終わってしまう魅惑のショー作品でした。


 この公演はトップコンビ退団と110周年と110期生の初舞台とさまざまな要素がありましたが、

バランス良く盛り込まれていていました。

 

 110期生のラインダンスもフォーメーションが複雑で、初舞台と思えないぐらい見応えがあり

圧倒されました。

初舞台といえば初々しさというか緊張感が伝わってくるのですが、

110期生の舞台は気迫が伝わってきて

頼もしさすらあり、これからの活躍が本当に楽しみです。


 デュエットダンスは月城かなとさんと海乃美月さんの過去の役柄の関係性を思わせる様なポーズもあり、同時退団を強く意識しました。

 

 この公演で退団される麗泉里さんの荒城の月が圧巻でした。麗泉里さんのソロはお芝居の終盤にもありますが本当に退団が惜しい歌上手さんです。彼女のシーンはずっと忘れないだろうなと思うぐらい印象に残りました。


 客席降りは一階席通路側だったので、側にジェンヌさん達が!でしたが、体感一瞬だったのであっという間でした。やっぱり後方席だと、戻る時間もかかるから滞在時間が短くなるのか、自分の記憶が飛ぶのか謎ですが。

 

 退団公演で寂しい気持ちもありますが、どちらかというと次に引き継ぐぞという意気込みを強く感じた明るい気持ちのショーでした。




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