皆様、お疲れ様です。
ご来訪ありがとうございます。
前回の記事で、当院にクラスターが発生したことをお伝えしました。
日々、PCR検査における陽性者は市区町村保健所に報告されていることと思いますが、外来患者さんの場合と入院患者さんの場合、特に感染の拡がりが家庭なのか、病院内なのかによって、するべきことが大きく変わります。
早急に感染者との接触者を洗い出し、職員が陽性になった場合は、その方の行動歴を細かくチェックしていく必要があります。今回、洗い出しの中では、該当職員の名前を聞いても、どの人なのかイメージできず、接触したか否かを判断できないという声がありました。職員食堂やロッカー室などでの接触者が、なかなか判明しませんでしたが、日本環境感染学会からの「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド」で中リスクに該当する方は、当然に同じ部署の方が大半でした。他部署としては、リハビリテーション科や薬剤科、栄養科、MSW、医事課などのスタッフの一部がピックアップされました。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide3.pdf
リスク分類を行い、職員の出勤継続の有無の判断をします。スタッフ数減少の場合には他部署からのヘルプ体制などを決定。入院患者さんへの説明や退院される方に対し経過観察中の行動を制限してもらうなどのお願いなど、素早く行う必要があります。新型コロナウイルス感染症発生時のBCPを策定しようと思っていながら着手できていなかった自分を恨みました。さらには、病院の機能の継続や縮小の判断など、日々、時間単位での状況変化に対応できるべく、対策本部の運営や情報伝達など、事務長職の働きが重要となります。
最終的に1つの病棟のみで終息しましたが、スタッフの3割、当時入院患者さんの2割の感染が確認されました。1年くらい大丈夫で少し甘い考えに頭がアップデートされていたのかもしれませんが、しっかり感染する!というのが接触歴を追っていった感想です。
今回は、クラスター発生時の「人」に着目してご紹介しました。次は「物」に着目した内容にしますので、ぜひご来訪くださいませ。
診療報酬では、ようやくまとまった書籍が販売され手元に届きました。もう購入しましたか?
幸い算定漏れのようなものはなかったものの、知らない情報がたくさんありました。まだななめ読みに近い状態ですので、じっくり見てみようと思います。