しかし、また僕がダーク恒志になる時期が来ます。高二の冬です。不登校になりました。
これにはいくつかの要因があります。一つは高二の間、多くの人に裏切られる事が続いたからです。他者をあまり信用しなくなっていました。裏があるのではないかと。もう一つが吹奏楽部をやめたこと。そして、進路に迫られたことです。
裏切りの件は思い出したくないので伏せます。内一つは最近お互いに思っていたことを打ち明け、解決することができました。
部活動を辞めた話をしましょう。簡単に言うとお金の問題です。学費と部費を僕は滞納していました。また、僕を進路は就職と決めていたのですが、就職には普通自動車免許がかかせません。しかし学校の規則として学費を滞納している生徒は自動車学校に通ってはならない決まりがあります。このままでは僕は免許を取得できない状況でした。
吹奏楽は好きでしたし、コントラバスだって大好きでした。しかし、このままでは進路決定に支障が出ます。悩んだ末に、冬休み明けに岩田先生に相談し、部活を辞めてアルバイトをするということで退部に至りました。
こうして部活を辞めた僕は吹奏楽という学校生活の中での重要なパーツ、やり甲斐を失いました。学校へ通う意義が薄れ、次第に学校に行かなくなり、進路も考えたくなくなりました。退部に際し、担任の藤原先生に「やり甲斐を失って不登校になったりしないか?」と懸念されていましたが。その通りになりました。すいません!
しばらくして僕のズル休みは学校にばれて、先生にお灸をすえられて渋々学校に来るようになりました。ちなみにあと一回国語を欠席したら退学でした。
三年生になると、吹奏楽のかわりにオリジナルバンドを始め、アルバイトや進路に向けての就職活動に駆られ、生活が充実していき、学校も苦ではなくなりました。進路も憧れの施工管理系のゼネコンに決まり、バンドにファンがついたり、僕に大した技術はないのですが、僕を慕ってくれる楽器の弟子ができるなど、高二の冬に挫けたのなんて見るかけらもなく立ち直っていました。
気がつけば卒業間近。一瞬の高校生活でした。一八年間、長いようで振り返ると短く、暗と光を行ったり来たりした振れ幅の大きい人生だったように感じます。今も自分に存在意義を与えてくれる人は沢山いますし、かけがえのない友達、先輩方、先生、後輩。何よりも両親。多くの人に支えられて僕は成長してきたのだと感じます。
きっと、これからも多くの困難や希望に満ちあふれた未来が待っているでしょう。そんな時、自分を支えてくれている人達を思い出し、自分を見失わないように精一杯生きていきたいです。また、自分のように見失ったり、くじけそうになっている人をみたら、僕がそうしてもらったようにそっと陰で支えてあげられるようになりたいです。
一八年間お世話になった多くの方々、本当にありがとうございました。来春からは立派な社会人になれるよう。精進していこうと思います。
終
2017年1月25日
