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2022年12月16日〜25日 

東京芸術劇場シアターウエスト

 

●配信●

配信① 12月17日収録分 12月28日~1月4日 
配信② 12月23日収録分 1月4日~11日

 

水野美紀主宰 演劇ユニット プロペラ犬 第8回公演

「僕だけが正常な世界」 [作・演出]水野美紀(プロペラ犬) 

[出演]崎山つばさ 鳥越裕貴 安里勇哉 定本楓馬 浅野千鶴 

    入手杏奈 竹内真里 福澤重文 宮下貴浩 水野美紀 

            ノゾエ征爾 江藤萌生 西野優希 猪俣利成 武藤心平 小口隼也

 

■あらすじ■

ミチルはずっと生きづらさを抱えて生きている。周囲の人間はミチルを普通じゃない、と責め立てるが、普通が何なのかミチルには分からない。「僕は別の星から来たのかも知れない」孤独な少年ミチルは自分の居場所を探す旅に出る。裏切られ、傷つき、ミチルは怒りの炎に飲み込まれながら、復讐に最適な、理想の場所を目指す。それがこのシアターウエストで進んでいる世界だ。しかし、たった一人、シアターイーストと間違って舞台に紛れ込んでしまった役者が、世界を狂わせていく。

 

配信② 12月23日収録分 1月4日~11日を視聴しました。

 

◆思いつくまま感想◆

ミチルの母の歌、知ってる昔のいくつかの曲に

似てるような似てないような、モヤモヤする、笑。

歌うまいし、みんなのダンスも、とってもっぽい。

 

モチの精、お餅食べる?いらない。どんまーい。はーい。

何度もさりげなく何度もいろんなシーンで出てくるの、すき。

最後のほう、ちょっと戦いのとき、火の精に墨にされて役に立つ、笑。

 

ミチルのじいさんのガッテン!!、すき。

タバコの煙で、ハトまで出して、笑。

 

黄泉の世界やら、現実の世界もいくつも前後する。

 

言葉の裏の意味を読み取る。

空気を読む。それができなくて。

ジョーダンもわからない。

曖昧な約束も苦手。

追いつめられていくミチル。

 

クリスマス、プレゼント

もらうとしたら何がいい?

【居場所がほしい】というミチル。

 

私も、ちょっと変わってると昔から言われる。

自分の居場所について、たくさん考えたことがあるし。

知り合いと友達と親友の区切りについて悩んだり。

前の日に言われたことをうまく消化できずに

次の日まで答えを考えて、伝えると遅くて。

なかなか、悔しい思いはたくさんあったなと思い出した。

 

でも、どんな人でも、どんなときでも、なんかね、

誰かしら本当は支えてくれてたり寄り添っていて

くれてたりするんじゃないかと思う。追いつめられている気がする時は、ガーってなってるけど、見渡したり、自分の気持ちを伝えたり、できれば、ラクになる。そうゆうことを、この舞台は言ってくれてるんじゃないかって思った。

 

私は社会人になったときはまだ、人見知りが抜けなかったけれど、全く人見知らない自己肯定力強めの明るい先輩に初めて出会い、心をひらくってことを身をもって学び、常に寄り添ってくれる存在のありがたみを知ることが出来たおかげで、今があるって思っています。

 

だから、そのあと出会った人達と、わりと人見知らないで話せているし、話しに耳を傾けたり誰かに寄り添うっていうことが少しずつできてきていて。それはとても生きやすい気がしています。

 

命は生き抜くものだなと、病が同居してからずっと思っているので。ミチルのあきらめない心を信じて、物語の中で生き抜いてほしいと思いました。

 

このセリフも、すき。

死ぬまで生きたら何かわかるのか。

もう一度生まれたいって思うのかな。

諦めないのがキミの才能。

僕もキミをあきらめない。約束する。

 

最後の歌、すき。

意味なんてないんだ だけど 死ぬまで

生き抜いていよう 闇から空見上げ

明日は少しマシかな 儚い光にすがり

泥だらけの世界で僕は夢を見てる

泥だらけで踊ろう僕と一緒に踊ろう

 

最後のほうの、精たちやみんなの声かけ、すき。

いるよいるよ、みんなそばにいるよ。

 

僕だけが正常な世界。

この題名の意味、どうゆうことなんだろうなぁ。

 

みんな、正常だよ。

 

生きてるってことは、

もうそれだけで、正しい。