タクシーって仕事は、お客様を乗せていない時は時間の使い方が凄い自由だ。何処に行くのも勝手だし、いつ休憩するのも勝手だ。
もちろん売上の問題があるので、馬鹿な事は出来ないが、ともかく自由だ。事故と違反、それと苦情が無く、後は売上をある程度上げていれば、少なくとも自分の会社はノータッチだ。自分が会社に所属しているかな?って位だ。
俺みたいに、ともかく明日何処に行くか、いつ何をするかカッチリ決めるのが、根本的心理的拒絶を感じる人間には転職と言えると思う。
まあ、だからリスクも需要もあるのに対した給与じゃないんだろうねw
どんな職業でも良い所もあれば、もちろん悪い事もある。
これはタクシー運転手なら皆あるあるだと思うけれど、良くあるのが道も分かってないのに兎に角早く急いで、一番近い道でっていう客がいる。特に多いのが女性。まあ、急いでってお客様を分類すると。

朝の仕事で急ぐ男の社会人。
朝の仕事で急ぐ女の社会人。
朝以外の急ぐ男性。
朝以外の急ぐ若い女性。
こんな具合に分けると考え安い。
朝のとか、若いとか形容詞をつけるのは、それを境に明確に利用者の性質が変わるので、量の統計が取りやすく、それなりに意味がある。

先ず男性だが、男性の場合若かろうが、年を取っていようが、道も分かってないのに急かしてくるというのは、殆ど無い。理由は、色々考えられると思うが、あまり考えても意味は無いだろう。男性で道を分からず怒鳴って急かしてくるのは、大概若いイケイケの兄ちゃんだが、それは珍しい。厄介度合い高いけど。
女性の場合、運転は男に任しておけばいいやという人が多いからだろうか、道が分からない人が多いと思う。だが、女性も年を重ねる内に何度もタクシーを利用したりしている内に、少なくとも良く使う道位は覚えて置こうという感じだろうか?年配の女性程無理を言う事は無くなって来る。というか、利用しなれた女性のお客様は良く乗ってくれるし、静かだし、時間短縮も目的としてる事が多いので、高速に乗ってくれるので、良いお客様だ。
まあ、何だかグダグダになってしまい、分類した意味あるの?って感じになってきたが、要は、朝の若い女性の社会人と、夜のイケイケのお兄ちゃんは、理不尽に急かされる事が多いっていう事だ。
だから、そういうお客様をスルーする運転手も出てくる。いけない事なんだけどね。基本行けない事だし、乗せる迄は分からないから、お乗せする事になる。これについては後日また書いてみよう。
そういうお客様を乗せると、朝なら一日いやな気分になるし、夜ならいい気分だったのが最悪の気持ちで終わる事になる。こういうお客様でも、断る事が出来ないのは、タクシー運転手の悪い所の一つだと思う。
ただ、タクシー運転手として年数を重ねる程、やり方が旨くなるから、ドンドンこういういやな気持ちになる事は減ってくる。むしろ、飛ばしていいの?ってなって時間通りに到着させてあげるとありがとうと言って貰える事もある。でも、やっぱり危ないから無理はしたくないよな、飛ばしても何も感謝されない事の方が多いし、法律無視してまで飛ばす意味は全く無い。この辺りも乗車拒否の話とかなって難しいんだよね。
ま、ともかく、お客様を気持ちの問題だけで無く、法律的に選べないっていうのは悪い所という話だ。
世の中には色々な職業があるが、タクシー運転手っていうのは比較的に特殊な職業だと思う。給与は人や地域格差が激しいから、給与で良いの悪いのは先ずはおいておこう。今日さっきのお客様から、自分の良くいる駅の昔の話を聞いた。昭和10年〜20年の頃の話だ。どうしてこの街はこういう雰囲気なのか、昔はこの辺りはこうでねとか、皆知ってるあの店は昔こういう店でねとか、この街には昔こういう人が住んでてねっとかそういう事だ。
それはその人が生きて暮らしていた生の声だから、やっぱり重みというか、喜怒哀楽の感情がこもっている。
こういう色んな人のふれあいと、やらなければ知る事は無かっただろうなという知識を得れる面白さ。
これはタクシー運転手の良い所だと思う。