それにしても、おかしいと思いませんか?
身体的なトレーニングで克服させようとしている指導者がいる一方で、
精神病を抑えるための薬や、心の病を治すためのセラピーや催眠療法が
吃音を克服するのに有効だとされている現実…
そもそも、あなたは、吃音の原因は何だと思いますか?
やっぱり、身体的なところに原因があると思いますか?
『言葉が出ない』という現象だけを見れば、身体的な問題だと思うのは
無理もないし、身体原因説を提唱している専門家も多いので、あなたがそれを
信じていてもおかしくはないと思います。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
吃音者であるあなたならわかると思いますが、たとえば、ほんの数分前まで
人前でどうしても発することができなかった特定の言葉が、一人になった途端
問題なく言えるようになってしまうという不思議な性質が吃音にはあります。
でも、だからといって、一人の時では絶対にどもらないのかというとそんな事は
なく、「一人だとどもらない」を意識した途端に、一人の空間でもどもるように
なってしまう事も…
また、基本的に“歌”や“お経”でどもる事はありません(ごく稀に例外はありますが)。
これが吃音なのです。
果たしてこれは、身体的な問題でしょうか?