左肺つぶれていた! | 脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

2013年8月30日☆☆娘の七奈子は、3歳10ヵ月で天国へお引っ越ししました☆☆病名は、脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)見守ることしかできなかった10ヵ月の闘病生活と共に、今のワタシの気持ちを綴っています。

2013年4月11日(木)


検査結果より、左胸水貯留あり。胸腔ドレーン留置することになる。


N先生の説明より


左肺が、つぶれている。原因検索と治療を同時進行で行います。

肺炎か感染症が疑わしいので、抗生剤・抗真菌剤・抗ウイルス剤を始めます。

肺転移の可能性もあり各種検査に出しています。

呼吸状態が悪化する可能性もあり、急変する可能性も否定できません。

今後の病状は、逐一報告させて頂きます。


上記の説明をされ、鼻チューブの上からさらに大きなマスクをつけてるナナをみながら、腫瘍の増大ではなかったことに安堵はしたものの本来の病とは違う病気で、急変する可能性も否定できないと言われるとこの夜も休まるどころか、動揺しまくり、不安だらけの夜だった。

ドレーン留置後に、胸水730ml流出する。どれだけの水が溜まってたのだろうか。

まだ苦しそうにしているし、大きいチューブが繋がった状態なので夜中も一緒のベットに横になってるだけで休まる暇はなかった。咳やたんの吸引も必要だったので、そのたびにナースコールをして吸引してもらう。この吸引も、数か月後に自分がやることになるので母は、強し。女は、強しだと思う。


夜中数回、喉が渇いたようでスプーンで少量すつ飲ませるが胸水貯留のため水分もあまり摂取してはいけないのだが、個室で部屋が乾燥していると喉の渇きも、倍増する。


4月12日(金)


昨日は、ほとんど眠れず、今日は昼から38~39度近くまで発熱する。

19時より、息苦しさがなく、10日ぶりにまともな寝る姿がみれた。


当時の私の日記より


腫瘍の影響でなかったので本当にホッとしている。昨日は覚悟していたものの受け入れることができず祈るのみだった。まだまだ安心だと思ってる自分がいた。これから、七奈子とたくさん思い出を作りたい。

今の状況で、いつどうなるのか急変することも視野に入れて毎日、毎日を七奈子と過ごしたい。

昨年の余命を宣告されたときは、今の気持ちと同じだったのに少しずつ元気になってくると当たり前の日常に慣れている私だった。辛い思いをさせているのに、何ひとつ変わってやることもできない。左肩が痛いと一時間近くも泣いていたのに、溺れていたのに、守ってやれなかったことが悔しい。今を乗り切ったらやりたいこと行きたいところに一緒に行こう。

生きてる今に、感謝。




昨年入院した翌日の胸部CT画像





左肺がつぶれていて右の肺も胸水がある