・彼から聞かされた 思いもよらぬこと

 

  いつものこと、モデルハウスの玄関の掃除にかかる洋介と由香。

最後となった、そのモデルハウスに入ると、玄関壁際にはデスクが一つ置かれ、その上には2・30枚のパンフレットが置かれている。

 

「きょうは 私と笹井さんはリビングに置かれたデスクの方を担当しますから、神野君と和久井さんでお客様の部屋への案内の方をお願いしますね」

奥田部長の言葉に二人は  「は い」と 応え、顔を見合す。

 

「和久井さん、ちょっと二人で二階の部屋の方は、汚れはないか見てきましょうか・・」 と、由香の顔を見やると、、モップを手にし、玄関横から二階へと上がる

階段の方へと歩きだす洋介。

「 あぁ、私も 行きます」 と、由香も先輩のあとを追って 二階へと上がっていった。

 

白いワイシャツにブルーのネクタイ、ダークグレーのスーツを着た先輩が、二階の窓を開けながら、洋介の後を追って上がってきた由香の顔を見て手招きの素振りをすると、階下の方を指差しした後、やや声のトーンをおとして話始める。

 

 「自分は入社した時、最初の配属先は本社勤務だったのですよ。その時にはすでに、奥田部長も本社の営業の方にみえましてね。笹井さんはその4・5年ほど後輩で入られたようで、総務部の、今ではお局様的な存在になられているんでしょうかね 」

 

 これから先は、、さらに興味深い話になるかのように、 さらに小声で声を潜め、

 由香に顔を寄せた洋介は、

 

「ある 週末、僕が営業先から少しおそくなって、退社しようと御手洗いに行くと、、部長と笹井さんの・・お熱い キスマークところを見てしまいましてね」

 

   えっ  びっくりマーク     と 、小声を漏らし、 驚く顔の由香。

 

 ・・たしか 部長さんは  すでに結婚・・笹井さんも ??・・

 「そして  二人の噂が・」 と 言いかけるも、 モップを押しながら歩きだす 洋介。

 

   耳を澄ませば  階下から コツ コツとヒールの足音。

 

  だから、応援って 名目の元、来ていただいて・・ 

 由香も反対側へとモップを掛け始め・・押し掛け しながらも、駆け巡る 妄想。

      ” へぇー 、あの御二人・ そんな 関係なんだ・・”

  

 でも、お互い 既婚者どうし ですよね。   と、いう ことは・・

 ・ ・やはり、身体の関係も有るってことよね。

  それも 本社と、こちらの 〇〇支店で・・ W 不倫の関係 って・・ ドキドキ  秘密   

 

 イケナイ 関係だからこそ 燃え上がる ラブラブ はてなマーク

 ・・ あの ふたりが、素肌で重なり・燃え上がる ようなセックス あせる !? ・・。

 

    うわ~・・  エ ロ   イッ

   

  ベットの  上の二人を思い描き・・自身の身体までも熱くする由香。

 今夜の 私と洋介さんの話のネタは、すごく 興味深くて盛り上がりそうだわ。ビックリマーク