みなさんは「コンプレックス」ありますか?
ある人は顔だったり、ある人は身長だったりいろんなものがあると思います。
それとは別に何か特別に好きなものを略して○○コンなんて言うものもあります。
そんなコンプレックスについて色々考えていきたいと思います。
1.コンプレックスとは
2.コンプレックスの種類
3.容姿等のコンプレックスと克服
4.コンプレックスによる恋愛影響
5.まとめ
1.コンプレックスとは
コンプレックスとは、心理学、精神医学用語では、「複合的な感情の纏まり」のことです。上記の画像のように感情が複雑に絡み合って解けない状態になっているものがコンプレックスです。
コンプレックスと言われて一般人がふと思い浮かぶのは「劣等感コンプレックス」だとおもいます。簡単に言うと容姿等に対する自分がネガティブになってしまう部分のことですね。
それとは別にマザコンやシスコンなどの様々なコンプレックスが存在しており、それを次に紹介したいと思います。
2.コンプレックスの種類
全て紹介するとキリがないので有名で多く存在するものだけさらっと紹介します。
・メサイアコンプレックス(メサコン)
メサイアは救世主を意味しています。自分が救われたいために、人を救おうとしたり、人のために何かしたがるのがメサコンです。
・マザーコンプレックス(マザコン)
母親に対して息子が執拗な執着や愛着、依存してしまうことを言います。成人した男性でも母親との間に依存関係を持っている人もいるそうです。一概には言えませんが、幼少期、過保護に育てられすぎるとなりやすいと言われています。女性が父親に対する場合は「ファザーコンプレックス」になります。
・ロリータコンプレックス(ロリコン)
幼女少女への性的興味や恋愛感情を抱くことが特徴です。定義は曖昧ですが、成人した男性を基準にすると18歳以下が恋愛対象と見るとロリコンと言われてしまうそうです。
細かく分類すると13~10はアリスコンプレックス、10~5ハイジコンプレックス、5~0ぺドフィリアと呼ばれます。
・シンデレラコンプレックス
青年期の女性に稀に見られる無意識な依存欲求のことを言います。「シンデレラ」のヒロインのように誰かが自分を救ってくれないかと待ちわびる女性の心理。程度が酷くなるとなんでもかんでも救ってくれないとダメ!という風な人もいるようです。
他にもいろいろ種類はありますが、この程度でご勘弁を。
3.容姿等のコンプレックスと克服
コンプレックスは健康的な範囲内であれば、むしろ活力として自分の人生をもっと楽しくしてくれるはずです。しかし、そのコンプレックスによって、自尊心の低下、幸福感の低下を引き起こす場合もあります。
それは何故なのでしょうか……
①受容感の不足
「あの子より可愛くない…」「もっと痩せなきゃ…」といった容姿などのコンプレックスが過剰にあると、整形手術を繰り返してみたり、無理なダイエットなどを繰り返すことがあります。度を超えると整形手術による人体への影響が出たり摂食障害など患ったりしてしまいます。
「自分の体が醜いと感じる」イメージは、「誰かに受けら入れられている体験の不足」と言われています。今の自分はそのままでいいと言う感覚がある人は、無理に自分を変える必要は無いんです。自分自身を褒める習慣をつけたり、自分を認めてくれる人との関係を築くことが必要になります。
②他人の評価を過度に気にする
これも一概には言えませんが
・他者の評価で自己肯定感が変わる人
→精神的健康を乱す心理問題が大きい
・他者の評価に影響を受けにくい人
→精神的健康度が高い、心理的問題はさほど大きくない
と言われています。
みなさんは、他人の評価をどのくらい気にしてどのくらい影響されますか?
人の評価を気にする方は、自分について欠点ばかり注目しているので、自ら自分をダメだと思い込みます。他人の評価を気にせず、自分のやりたいことを大事に生きていく気の持ちようが大事なのです。
③孤独がコンプレックスを生み出す
劣等感と「孤独感」「疎外感」「自己嫌悪感」には深い関わりがあるようです。孤独になるほど、周囲からのサポートが減り、自尊心が持てなくなります。結果、劣等感を抱きやすくなるのです。コンプレックスを抱えたら適度に自己開示をして、様々な考えに触れることも必要なのです。
4.コンプレックスによる恋愛影響
♂男性の場合♂
男性に最も多いコンプレックスはマザコンです。よく聞くのではないでしょうか。妻を女性としてではなく、母親の代わりとして捉えている人が多いのです。そのため、自分の母親が子供のころからいろいろなことを許してくれたように、妻も浮気等を許してくれるのではないかと思っています。そして、妻が母親の代わりなので、妻と性的関係を持つことに罪悪感が湧き、性的欲求を他の女性に求めてしまい結果的に浮気をしてしまいます。
♀女性の場合♀
女性に少なからずいるのがシンデレラコンプレックスです。恋愛したい、結婚したいと思いながらも高い理想と無意識に存在する潜在意識、依存的な願望によって相手を見つけられない状態とも言えます。
理想の相手を見つけたと思ってもいざとなると、物足りなさを感じてしまいます。そのため、大人になっても周囲への依存性が高く、結果として恋愛や結婚もうまくいきません。
5.まとめ
コンプレックスは基本的に過去のトラウマや経験、環境が原因となって引き起こされることが多いです。そして、本人が自覚していない場合が多いようです。僕は過去のトラウマや経験を変えることは出来ないのでコンプレックス自体を払拭することはほぼ不可能だと考えています。まずは本人が気付いていかないと克服への第1歩すら踏み出せないと思うので誰かが厄介なコンプレックスを抱えて落ち込んでいたとしても無理に治そうとしてあげるのはそれこそメサコン扱いされてしまいます。お節介もほどほどに。
次の記事何にするかまだ悩んでいるので気を長くお待ちいただけると助かります。