「人を支援したい」のはいいが、支援されるかどうかは相手が決めること。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

「かずえ文庫」という場を作るにあたり、自分自身が肝に銘じておきたいことがあります。


私が尊敬する柴田さんが書いておられたブログ。

「支援したい人の役に立ちたい気持ちが落とし穴になる。」


昔々、青年海外協力隊に行く前の私は、
「発展途上国の人は、支援してあげなきゃならない人だ。だから、力になりたいんだ。」
みたいな志を持っていました。
(若い頃は、そういうの多かれ少なかれありそうですよね。)


で、行ったら、そりゃ支援しなきゃいけないことはありましたが、基本的にとても楽しそうに生きておられて、とても豊かで、自分自身の考え方が、「押し付けがましく厚かましいな。」と、思いました。


かずえ文庫にしてもそうです。


母親支援の場になるといいなぁという思いはあります。
が、支援をしてあげたい、というわけではなく、ここの場が活用されて、一緒に楽しめるといいなぁ、って感じです。
ポツポツ、ポツポツと訪れてくれる人が出てきて、その方達と豊かな関わりが持てるといいなぁ、ってところでしょうか。


先日、お会いした方に、
「かずえさんは、何を目指しているの?」
と、問われ、
「日々楽しく生きること。くらいで、たいそれたねらいは特に…。」
とお応えしました。


自分の持っている力が何らかの形で人様のお役に立てることは喜びだけれど、相手が求めてきた時に初めてできることだと思っています。
(特に専門的な内容は、お金をちゃんといただくことにしているので、こちらからどうのこうのはするつもりはありません。)


私は、「いいことしてるのよ。」オーラがものすごく苦手なこともあり。


いいことされてる方でも、押し付け感がなく、とても素敵な方にもたくさん出会ってきました。
なんやろなぁ、そう感じてしまう時とすっと受けとめられる時の違いは…。


まあ、私の気分の問題なんでしょね。


自分で場を作るにあたり、そこ、だいじにしないとなぁ、と、改めて思いました。


ずっと担任として、教室という場を作ってきたけど、それは、否応なく集まった子ども達と築き上げていく場。


今回は、来ても来なくてもいい場。


どんなふうにこの場が成長していくのか、とても楽しみです。


No.996


いろんなことを教えてくれたホンジュラス。
そこからやってきたコーヒー。
嬉しいな。