依頼主の依頼以上のことをするのがプロのお仕事なんやな。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

以前、SNSで、プロのお仕事っていうのは、依頼には百パーセント答える、そして、依頼されたこと以上のことをするって、読んだことがあります。


その時、自分がはたしてできているんだろうか、と自問自答したので、とてもよく覚えています。


今回、工事を依頼したのは、雨漏りの修理、戸が開くこと、腐った柱や床を直す、本棚の設置ってことでした。


素人の夫婦に見えていた課題と願い。


大工さんたちは、見事に叶えてくださいました。


プラス、
もとの手洗い場に使っていた水道管が生きていたことにより、新たに蛇口を設置。
そのへんにあったっぽい古いバケツがいい感じ。




下に落ちた雨水が跳ね返って柱が腐っていったことから、トタン板の設置。




外の作業場に、古い電気を持ってきてくださって設置。
元トイレと元あかずの間にも。



これから日が短くなってきた時に大活躍しそう(*^^*)


棟梁さんは、
「ぼろやぞぉ。」
と言いながら、家から持ってきた物を設置してくださいました。 


そして、念願の本棚。



うちから出た廃材の中で使えそうな物は使ってくださいました。


他にも、家の回りの水捌けを少しでもよくするために考えてくださったり、外側の修繕をしてくださったりと、自分達では気づかないことをたくさんしてくださいました。
(とりあえず、10年は、家に住み続けることができるように。)


山ぎわの、湿気の多いところに建つ我が家。


棟梁は、最初、
「もう少し住みやすいところに異動した方がええんじゃないか。」
みたいなこともおっしゃいました。


ですが、私が、
「この景色と、この山のあるところで子育てしたいんだ。」
と言うと、


「確かに、子育てにはええ場所やな。」
と答えてくださいました。


いろいろな不具合を直していただき、本当に、快適になりました。


大工さんたちの姿から、仕事に対する姿勢を学ばせていただきました。
特に、使える物は使うという姿勢が、この家と私たちの願いとあっていました。


昨日で大工さんの作業は終わりました。
夏休み中だったので、ずっと作業を見せていただくことができて楽しかったです。
寂しくなるな。


本当に、まわりのみなさんによくしていただいてここで暮らせています。


感謝です。


自分も、自分のできることでまわりがハッピーになるような仕事をしたいと改めて思いました。


ひとがふらっと訪れて、ほっこりしていく場。


小学生が、ノコギリなんかを勝手に使ってなんか作れる場所。


小さな子のお母さんがやってきて、子どもを遊ばすことのできる場所。そして、自分もエネルギーを充電できる場所。


一人旅の人が、無理なく泊まれるお宿。


そんな、場が作りたい。


すっごく大きな夢だと思うけど、コツコツしていきたい。


まず、ここを快適な場所にすること。
そこからです。
(自分でできることは、自分でということで、まだまだ途中なのです。)


大工さんたち、本当にありがとうございました(*^^*)
大きな一歩を踏み出すことができました。


今度、遊びに来る妹に、
「寝る場所あるの? 寝袋いるの?」
と聞かれるとこみると、そうとうすさまじい生活をしているイメージのようですが、
割りと普通に生活してますよ(*^^*)


最後に作業中の風景。
島の人が見たら、素敵な方たちが、誰のことか分かるように(*^^*)









息子もとってもなついていました。


それでは、今日は、このへんで。


長文、お読みいただきありがとうございました(*^^*)

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