大学駅伝日本一を決める、第43回全日本大学駅伝対校選手権
大会(以下、全日本大学駅伝)が愛知県・熱田神宮から三重県・
伊勢神宮までの106.8キロ(全8区間)で行われ、
駒澤大学が3年ぶり9回目の優勝を果たした。
タイムは5時間15分46秒。2位は東洋大学、3位は早稲田大学。
駒大は1区で3位につけると、2区でトップ。その後は独走状態を
維持して8区・アンカーの窪田忍につなぐ展開。8区で2位の
東洋大・柏原竜二に差を詰められたもののトップを守り、
ゴールのテープを切った。
10月の出雲駅伝に続く2冠を狙った東洋大は、7区を終えて
トップ駒大と1分40秒差。最終8区を走るエースの柏原は、
その差を詰める力走を見せ、一時は駒大まで30秒を切る差に。
しかし最後まで駒大をとらえることができず33秒差で優勝を逃し
東洋大の全日本初優勝は持ち越しとなり、大学日本一のタイトルを
手にすることはできなかった。
昨年の覇者・早大は1区で12位と出遅れ、追い上げるも3位まで。
4位に箱根と出雲の出場を逃し全日本に全てをかけた日大が入り、
5位に中大。6位には初出場の上武大が入り、ここまでが
来年のシード権を獲得。東海大はアンカー村澤が追い上げたが
上武大から42秒差の7位に終わり、シード権を逃した。