近年、急増している生活習慣病。2030年には糖尿病による死因が全体の5位にランクインされる予想もされていますね・・・
侮れません。そんな生活習慣を一から簡単に説明したいとおもいます!
第一段として糖尿病を紹介します!

1.糖尿病とは??
2.合併症はあるの??
3.症状と血液検査
4.薬の種類

1.糖尿病とは??

皆さんはそもそも糖尿病を説明できますか?
糖尿病とはインスリンの作用不足によって慢性的に高血糖状態を主徴とする代謝症候群です!
一型糖尿病と二型糖尿病の二種類に分けられる。
生活習慣からくるのは、二型糖尿病です。
(※一型糖尿病は遺伝によるものが多い)
病因の一つとしてインスリン分泌低下かインスリン感受性低下が主な原因です。

用語解説
インスリン:血糖値を下げる唯一のホルモンで膵臓から分泌される
代謝:体の中で起こる化学反応のこと

2.合併症はあるの??

合併症は3つあります。合併症は初期ではほとんど見られず、高血糖状態がかなり続くと現れます。症状の出方は3つ全部出る人もいれば、一つだけしか出ない人もおりまちまちです。

1.糖尿病性腎症
糖尿病が進行すると腎機能が低下します。腎臓ではろ過しており、タンパク質は尿に出ないようになっていますが、糖尿病が進行すると、尿中にタンパク質がでる可能性が上がります。
そのまま放置すると、腎不全となり人工透析をしなければならないことも・・・
人工透析導入の原因第一位が、この糖尿病性腎症です。

用語解説
人工透析:腎臓の機能が正常の10%以下に低下すると、尿から老廃物や水分が適切に排泄されなくなり、尿毒症・水分過多による心不全等の症状が出てくる危険性があります。
その際に、本来は腎臓を介して尿に捨てている老廃物・余分な水分を除去していく代替治療が必要になります。

2.糖尿病性網膜症
高血糖状態が続くと、網膜の毛細血管に障害が起こり網膜剥離などが起こることで視力障害が起こります。進行すると失明まで起こります。成人の失明の3大原因の内の一つとなっています。失明を予防するためには手術しかありません。

3.糖尿病性神経障害
主に抹消神経(手足)の障害が起こる。症状としては、痺れ、じんじん、ピリピリ感が生じる。進行すると、知覚が低下し、足潰瘍や足壊疽(足が腐る)といったものが起こる。

さらに進行すると糖尿病性昏睡まで行く。

3.症状と血液検査

症状
2型糖尿病は主な自覚症状がないんです。年一回行われる健診で見つかることが多いです。でも、著しい高血糖状態が続くと口渇、多飲多尿、体重減少などが見られます。

血液検査
4つの項目があり、そのうち1つでも満たせば糖尿病と診断される。
①空腹時血糖値:126mg/dL以上
②随時血糖値:200mg/dL 以上
③75gOGTT(2時間後)試験:200mg/dL 以上
④HbA1c 6.5%以下

用語解説
75gOGTTは75gのブドウ糖を飲んでから2時間後の血糖値を測定したもの。
HbA1cはヘモグロビンとブドウ糖が結合したものであり、過去1か月~2か月の平均血糖値を反映する。①~③は食事の影響を受けるが、HbAcは食事の影響を受けないのがメリットである。

4.薬の種類

まず念頭に置いていただきたいのが、薬による治療は最終兵器です。食事内容や運動による血糖コントロールを優先して行うことが目標です。基本的には内服で様子を見ますが、血糖コントロール不良なら、自己注射の可能性も・・・。

①SU薬
膵臓の分泌する場所に結合することで、インスリンの分泌を促します。
血糖非依存なので、血糖値が低いときでも血糖値を下げます。
副作用:低血糖
具体的には、グルメピリド(商品名:アマリール)、グリベンクラミド(商品名:アマリール)があります。

②DPP-4阻害薬
インクレチンの分解を防ぎます。DPP-4はインクレチンを分解する酵素なんですが、それの分解を防ぐことによってインスリンの分泌を促します。食事によってインクレチンが分泌されるので、低血糖になりにくいです。
具体的には、シダグリプチン(商品名:ジャヌビア)などがあります。

用語解説
インクレチン:食事をすると、腸から分泌されるホルモンのこと。このインクレチンの中にあるGLP-1という物質には、膵臓のインスリンの分泌を促す働きがあります。

③メトホルミン(商品名:メトグルコ)
肝臓でブドウ糖が新しく作られる(糖新生)を抑え、インスリンの働きを良くします。 また、腸からのブドウ糖の吸収を抑制します。また、食欲を抑える効果があるため、肥満の人や食べ過ぎてしまう人によく使われます。肥満で脂肪肝になると、インスリンの働きを悪くします。
副作用:乳酸アシドーシス

用語解説
乳酸アシドーシス:高齢者や腎臓・肝臓・心臓が悪い人は、ごくまれに血液中に乳酸が過剰にたまって、意識障害に陥る場合があります。

④ピオグリタゾン(商品名:アクトス)
インスリンの抵抗性を改善する。
心不全の人には使用してはならない。
副作用:体重増加、浮腫(むくみ)

⑤αーグルコシダーゼ阻害薬
多糖類→二糖類→ブドウ糖の順に分解されるが、この薬は二糖類までしか分解されない。小腸から吸収されるのはブドウ糖のみであり、二糖類として体外に排出される。
副作用:腹部膨満感
具体的にはボグリボース(商品名:ベイスン)などがある。

他にもインスリン自己注射があります。
超速攻型、速攻型、中間型、持続型があり、病態によって使用型を変える必要性があります。