社会人にとって、ストレスを適宜発散する事は必要不可欠な事といっても過言ではありません。なぜなら、人間関係のモヤモヤや仕事上の悩み、将来への不安などを抱え込んでしまうと、それが引き金となり心身に異変をきたしてしまう事もあるからです。介護士も例外ではなく、ストレスを溜め込んでしまう原因を追求すると共に、自分なりにストレスを発散する方法を見出す事が大切なのではないでしょうか。

おすすめするストレス発散法は、適度な散歩です。町内を歩くだけでも構いません。公園や河川敷、近隣のハイキングコースを歩くのも良いでしょう。
また、友人やペットと一緒でも問題ないので、外の空気を吸いながら30分前後、のんびりと歩いてみてください。散歩をすると、βエンドルフィンやドーパミンが分泌され、爽快感や達成感、リラックス効果が得られるので、いい気分転換になるはずです。

また、森林浴や日光浴もストレス発散になるでしょう。草木の緑はPCやスマホを使う事によって疲れた目を休ませてくれる効果があり、森はα波を出しているといわれているので、自然に触れる事で、心を落ち着かせることができます。
そして、日光浴をすると幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが分泌されるため、気持ちが安定しやすくなるようです。しかも、介護士のように不規則なシフトで働く人の場合は、体内時計をリセットさせる効果もあるので、質の良い睡眠をとる事にもつながります。

ここで取り上げた2つの方法は、誰でも実践しやすく、体力を消耗する事もなければ、コストもかかりません。ぜひ休日を利用して実践してみることをおすすめします。

ストレス社会ともいわれている今、ストレスを抱えていないという人の方が少ないでしょう。ストレスの原因は仕事や学校、地域社会など人によって様々。原因を追求しようにも、そう簡単な事ではありません。なぜならたとえ仕事一つとっても、仕事内容や人間関係、給料というようにさらに細分化することができるからです。しかしながら介護士の場合、仕事をしていてストレスを感じるときに特徴があります。

高齢者支援をする介護士ですが、良くあるのは施設に来ている方とのトラブルです。介護士は比較的若い人もいるため、高齢者とは考え方に違いを持つ人もいます。そういう介護士が施設を利用する高齢者と意見が合わず、トラブルになる時もあります。それが原因となり辞職を決意する人も多いため、よく気をつけておきたい事です。
高齢者の支援をする介護士は、相手とどのように接するかが重要になります。円満な人間関係を築くための努力がいるので、良く考えて働かなければいけません。

また長時間労働もストレスの原因の1つです。デイサービスのように日勤だけなら良いのですが、グループホームなど夜勤もある施設の場合は仕事の負担が大きくなります。
夜勤は少人数で多くの高齢者の支援をするので、精神的に疲れやすく問題が起こりやすいと言われています。特に人員が十分でない所だと、重労働になりやすいため働く時は注意が必要です。

他にストレスの原因になりやすいものとしては、施設内の人間関係があります。介護施設はチームワークが重要になりますが、相性が悪い方がいるとトラブルが起きやすいです。自分に合わない方と協力して仕事をするのは難しく、それが原因で対立を生んでしまう場合もあります。

介護士として働く時はストレスを感じやすい原因を理解して、できるだけ負担を減らすようにするのが大切です。こちらのサイトで介護士のストレス緩和方法が紹介されていますので、ついでに読んでおく事をおすすめします→http://kaigo-stress.com