骨董品的なラジオを修理 | こちら 第二研究室 遊(ゆう)

こちら 第二研究室 遊(ゆう)

くーさー公認唯一「草むらのヒーロー(草ヒロ)」ブログ

とある場所をかたずけ整理中にホコリまみれの汚らしい、古いラジオが出てきました。
中からは液漏れで錆びてこれまた見たこともない古い単ニ電池が4本出てきました。
とりあえず自宅へ持ち帰り、きれいに掃除して乾電池を入れてみたが、音が鳴らない。
やっぱり壊れていた。
そこでダメもとで、中を開けて断線などの見た目で分かる故障個所を探って見ましたが、電源スイッチが気になる以外特に異常なし。
そこでテスターを使っての通電試験を試したところ、電源をONにしても電気が通電しない。
手前までは電気が流れていたのでやはりここが原因だったか?
そこでこのようなことをしてみた。
イメージ 1
ワニ口クリップを使ってスイッチを使わずつなげてみたところ見事音が鳴り、クリアーな音声でAMラジオを聴くことが出来ました。
まさかこんな簡単に故障個所が見つけられるとは思ってませんでした。
ちなみに故障しているスイッチは
イメージ 2
右側のように赤い樹脂部が中の方までつながっているはずですが、右側を見ると
イメージ 3
折れてうまく電源スイッチの役目が果たせてなかった。
とりあえずこのスイッチを取り換えれば治りそうですが、手元にこんなスイッチ無いので買ってこないといけない。
あとFMと短波が聴けるそうですが、アンテナが折れていたので取り替えないと聞けない。
イメージ 4
普通壊れた時点で破棄されていたかもしれないし、今日だって私が持ち帰ろうとしなければあわや燃えないゴミとかですてられただろう。
まさか単純な故障なだけで、聴けるようになっただけでも私の中では凄いことだと思い、ただただ感動してしまった。(いつもは直すというよりかばらばらに分解するだけのいわば破壊者である。)
電源スイッチ以外での故障だったらお手上げだったかもしれない。

このラジオ自体詳しく分からなったが、43年ほど前に製造された東芝製のICラジオ、いわば骨董品に値するようなものだった。
これについての詳細なことはこちらをご覧いただきたい。
今年はなんだかんだでラジオの当たり年のような気がする。