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山内恵介(大学受験 数学教師)のブログ

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11月から12月にかけ大阪・名古屋・福岡で
「リクルート 教員向けセミナー」が開催されました。

「来たるべきICT教育に高校が取り組むためのヒント」と題し,
『教科教育×キャリア教育×授業力』をテーマにした内容でした。
その中で,僭越ながら,
今の高校生に求められる授業力とは何か,というテーマでお話をさせていただきました。

小中学生の頃に比べ,言語理解力が上がっている高校生であるからこそ,
それまで彼らが抱えてきた「負」を解消し,気づきを与え,
一緒に伴走することができる「最後のチャンス」が,高校における教科教育の場です。
必要に応じて中学(小学)の内容に触れていただくことが必須でございます。
そして,伴走力を高めるために,
先生方の授業を再現し,定着させることができるツールの1つとして,受験サプリがございます。
視聴時間をいただく代わりに,
それまで授業の再現と定着が主な目的であった宿題や課題が,理解を前提とした「演習」へと変化します。
もちろん,使い方によっては一歩進んだ反転授業も可能でしょう。
すでにそれを行っていただいている高校も存在いたします。

アクティブラーニングが本格化するためには,
その前段となる「基礎知識の理解」(暗記ではなく)が基本であることは言うまでもありません。
入試の仕組みが変わっても,ICTが導入されても,そこは変わることはありません。
そしてそこに,授業力を向上する最大のヒントが隠されていると思っております。

その後の懇親会で,各会場において多くの先生方とお話をさせていただく機会がございました。
生徒のために,様々な創意工夫をされている姿,改めて敬意を表します。
その場でお聞かせいただいた様々な苦労や
新しいことに個人として,高校として踏み切れない,思いが均一化しない悩み等をお聞かせいただきました。
そしていただいた多数のアンケートの内容も含め,
高校の先生方の授業の価値を高め,共に伴走するために,
受験サプリが果たすべき役割について改めて考えさせられました。
本当にありがとうございます。
そして,改めて高3の受験向けの内容と切り離し,
日々の学習にフォーカスして作った高1・高2の講座,
そして,高校入学直後の学び直しのための中学総復習,
要点をまとめて点数を取ることではなく,1つ1つの項目の理解を目標とした中学の講座,
これらの作成コンセプトは間違っていなかったと確信しています。

そして,いただいた意見を元に,既存の講座の見直し,
そしてさらなる講座の拡充に努めて行きます。

一人でも多くの生徒と,そして先生と伴走したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。