世界規模で直面する地球温暖化と食糧危機への対策として、ミドリムシ
を活用する研究が進んでいる。
ミドリムシはは学名を「ユーグレナ」と言い、水田などの淡水に生息。体長
は30ミクロン~50ミクロンで尻尾のような鞭毛(べんもう)を動かして運動
する一方、葉緑素で光合成を行う。地球上で唯一の動物と植物の中間的
生物だ。
「これほど環境浄化に優れた生物はいない」と、約30年ミドリムシを研究
している甲子園大栄養学部教授(生物化学)で、大阪府立大名誉教授の
中野長久氏(64)によると、光合成によるCO2の固定効率は、イネが0.7
%、トウモロコシが1.5%に対し、ミドリムシは30%だそうだ。しかも必須ア
ミノ酸や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなど人間に必要な栄養素のほとん
どを作り出すことができる。
株式会社ユーグレナは大阪府立大や東大、近畿大などと連携し、沖縄県
石垣島で屋外大量培養に成功、食糧ビジネスとCO2排出権ビジネスに本
格的に乗り出した。


