Leopold Bossert 2018SS / YVES KLEIN BLUE | LOOM OSAKA

LOOM OSAKA

incarnation,Leon Emanuel Blanck,SOSNOVSKA,Isamu Katayama Backlash,KAZUYUKI KUMAGAI,YOHJI YAMAMOTO,Y-3,A.F ARTEFACT,prtl,JOE CHIA,PAL OFFNER,Aleksandr Manamis,A DICIANNOVEVENTITRE,ierib,EVARIST BERTRAN,the last conspiracy,Parts of 4,Gaspard Hex & more.

 

3連休の最終日、レオポルドボザートの作品のストックの変動が少し激しくなってまいりました。

寒さが厳しい時期ですが、冬のスタイリングにも少し飽きてきた方も多く、

新しい季節を迎える為の核となるスタイルを模索する方が増えてきたように思えます。

 

 

ブランドの数も増え幅広く展開をしている為、どれを手にするか迷うことも多いでしょうが、

レオポルドのようなデザイナー自らが生地に針を通して製作にあたるような作品は

決め手が強く、類似品は作り得ない為、どのアイテムに関しても確実性を感じて頂いています。

"シンプルに着る" ファッションを究極にミニマルに落とし込んだ時、着用者本人の"人の魅力"と

"拘り抜いた作品の真価"が発揮されるような感覚を感じて頂きたいと考えながら提案しています。

 

 

LOOMで考えるファッションにはサイズ感や作風に様々な違いがあり、

スタイリングの振り幅は非常に広くなってきています。

その中でも一貫しているのが靴や鞄の質感や雰囲気をとても大切にしているという点です。

 

ファッションにおいて最も揺るぎのない確実性が求められる部分でもあるため、

あまり遊びを入れずに安定して身に着けることが出来る色として

ほとんどの場合に黒を選んでいると思いますし、それが確実だと思っています。

また、作り込まれた靴や鞄などレザー製品の魅力を最大限に

引き出せるのもやはり黒だと考えています。

 

今シーズンはその黒という大切な部分を活かす

色の充て込みを衣服で取り入れるという点に面白さを見出したいと思い、

各ブランドで良いカラーがあればピックしたり、自分たち自身で生地屋さんへ赴き、

素材を選ばせてもらったりもしました。

 

 

前置きが長くなってしましましたが、前述したような考えを基にレオポルドのショールームにて

手に取ったのが本日ご紹介するイヴ・クライン・ブルーとなります。

 

 

174cm / 59kg 着用サイズ 46

 

[ Shirt ]

LEOPOLD BOSSERT "CHAINSTITCH" RAGLAN DRESS SHIRT

Price / 79,380 - (in tax)

Size / 44 , 46 (*Fitting-Size:46)

Color / Yves Klein Blue

Material / J004 (Soft Cotton Loan)

 

フランス芸術家イヴ・クラインが作った色で、

インターナショナル・クライン・ブルーとも呼称されます。

(1957年に、クラインは"インターナショナル・クライン・ブルー"の特許を取得しています。)

 

深みのある青色で派手さはないものの,

じっくりと見ていると吸い込まれるような感覚を覚える色彩。

ブラックとのコントラストが美しく、シンプルな着方に映える

レオポルドの作風との相性の良さを感じました。

 

 

ドレスシャツという名称がつけられていますが、

日本で使われるドレス/フォーマルのスタイルではなく、

レオポルドでは襟が付いたシャツにはこの名称を用いています。

 

実際の雰囲気はキメ細かいコットンローン素材を

独自の顔料で染めたナチュラルな風合いで

レオポルド特有のミシンの縫製による生々しい表現も相まって

"上品なカジュアルシャツ"としての雰囲気に落とし込まれています。

 

 

 

 

 

基本的に流行に左右されないレオポルドのスタイル。

ベースとするフィッティングはタイトですが、

肩をラグランにして、生地の軽やかさも含めて

全体的にスルッとした力の抜け具合を巧く表現した新型のシャツです。

 

 

 

各部協力に縫い上げたオーバーロックステッチ。

装飾的なディティールが無い分、生地感やそれを縫う糸の雰囲気を

デザイン的に見せる技術に長けているのがLEOPOLD BOSSERTの素晴らしい部分ではないでしょうか。

 

 

 

また直線的なシルエットの中に要所的に挟み込んだ曲線の構築感が

他の作品にはないこのシャツ独自のリラックス感を表現しています。

サイズをだぼつかせて脱力~ではなく、適量に出した余白を綺麗に見せる方法だと思います。

 

 

パーツ同士の繋ぎの縫製はより複雑で難解なレオポルドのチェーンステッチを施工しています。

太番手糸による生々しい縫い目の露見と縫合部に僅かな隙間を空けて透かしを入れた表情で

風が通り抜けるような軽やかな印象を受ける仕上がりになっています。

 

 

透かしを入れたような縫い目は風が通り抜けるような軽やかな印象を受けます。

 

 

 

薄手ですが、糸の間隔を極限まで詰めて密度を高めた特注のコットンローンを使用しています。

ミシンによる縫製に対する強度を考えたモノでもあり、非常に強い素材ですが、

透けにくく、スルッとした他の生地にはないなめらかな肌触りが心地良さを増長させます。

 

 

174cm/ 59kg 着用サイズ 46

少し余白が出来ますが、肩幅から体格に沿って落ちるので

ジャストサイズのシルエットで着用出来ます。

 

 

--

 

 

[ Shirt ]

LEOPOLD BOSSERT "CHAINSTITCH" RAGLAN DRESS SHIRT

Price / 79,380 - (in tax)

Size / 44 , 46 (*Fitting-Size:46)

Color / Yves Klein Blue

Material / J004 (Soft Cotton Loan)

 

[ Pant ]

LEOPOLD BOSSERT  exclusive "SCARLOCK" ULTIMATE STRETCH LINEN DROP CROTCH SHORTS

Price / ¥81,646 - (in tax)

Size / 42 , 44 (*Fitting-Size:42)

Color / Black

Material / LUDO (Ultimate Stretch Linen)

 

[ Shoes ]

prtl x 4R4s exclusive derby shoes / Cordovan Full grain "No3-5"

Price / ¥91,800 - (in tax)

Size / 1 , 2 , 3

Color / Black

Material / Cordovan Full Grain

 

 

 

シャツルックをカジュアルに纏める8.5分丈に短靴との着合わせ。

引き締まった雰囲気を残しつつ、春夏の気候に準じた軽やかさや

カジュアル感が出るようなイメージで着用しています。

 

 

 

レザーシューズを基点に深青と黒のコントラストは

一般的な爽やかな春夏コーデとは少し線引きをした

LOOMらしい色の取り入れが出来たのではと思っております。

 

 

パンツはパリ展の際にショールームで直接言葉を交わし、

我々の理想の数値を伝え、計測をしながら膝下のフィット感を

微調整したLOOM別注のボトムスになります。

 

 

[ Pant ]

LEOPOLD BOSSERT  exclusive "SCARLOCK" ULTIMATE STRETCH LINEN DROP CROTCH SHORTS

Price / ¥81,646 - (in tax)

Size / 42 , 44 (*Fitting-Size:42)

Color / Black

Material / LUDO (Ultimate Stretch Linen)

 

レオポルドとの取引を始めた当初はボトムスの最小はサイズは44でしたが、

デザイナーが考える基準値、欧米人、日本人の体格差もあり、

型によっては最小でも少し大きく感じる作品もありました。

シーズンを重ねて型ごとのサイズピッチの癖も理解した上で

今回は素材と型によって42サイズからの製作を依頼しています。

特別に小さいモノをつくる意図はなく、あくまでも普段着用している感覚での

サイズピッチを考えた数値となります。42=通常の44(Sサイズ相当)となります。

 

 

最初に見た時は訳が分からなくて驚いたリネンのストレッチ素材。

薄手ですがしっかりと伸びてちゃんと元に戻るくらいキックバックも効いています。

太い針を通して強いテンションで縫製しても生地にダメージがいかないくらい

強度にも優れています。ジャージよりも伸縮性がありますが、

リネン素材の最大の魅力である風合いの良さや表情の変化があり、

大人の男性が休日に着る服としての理想を形にした作品といえます。

 

 

イージーパンツの仕様に、ストレスのない伸縮性を持つ素材。

尚且つトラウザーのように輪郭のくっきりとした構築感の高さを共有したボトムス。

高額になりますが、モノづくりの内容の違いが歴然と出る部分だと思っております。

 

 

ファッションを趣味として生きる中で一つ、集大成になる作品だと思える出来栄えだと言えます。

興味が御座いましたら、一度合わせて頂きたいと思います。

是非、ご検討下さいませ。

それでは本日はこの辺りで失礼致します。

 

LOOM OSAKA
OPEN : 12:00 / CLOSE : 21:00
定休日: なし (水曜日の営業もしています。)

大阪市西区北堀江1-14-21 大和ビル 1F

TEL : 06-6534-1630
E-MAIL : info@loom-osaka.com
HP:http://loom-osaka.com/
LOOM owner's instagram : https://www.instagram.com/loom.osaka/
LOOM manager's instagram : https://www.instagram.com/loom_osaka_staff