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紹介します!小西流 その2

2014年最初の小西流が1月26日(日)に開催されました。幅広い年齢層での参加者は、
今回13名。
初参加の方もおられ、新しい空気を運んで下さいました。
ありがとうございます!




情報やスキルは、料理でいうと大根や玉ねぎのようなひとつの素材に過ぎません。
どんなに素晴らしい素材があったとしても、それを活かせるかどうかは調理して(組み立てて)いく自分次第です。
ですから、小西流の大きなテーマは「自分自身に気がつくこと」。向き合う他者を鏡にして未だ気がついていない自分自身と出会う、そんな空間を今回も参加者全員で作りました。

年齢・性別・職業、様々な人たちが参加している小西流では、その時の皆さんの意識で話し合う内容を決めていきます。
今回は話し合いの中で、「大人になると世間の目を気にし、社会の基準に合わせて自分の言いたいことを段々言えなくなっていく」という意見が出ました。
小西流の目指すものは、実践の場で問題解決する上で役に立つ「判断基準を自分の中に育んでいくこと」だけれど、「仲間外れになると自分自身の精神状態がぶれて耐えられなくなってしまうから、周囲の判断基準に合わせてしまう」と。
そこで、仲間外れ=少数派になると自分の判断基準を失ってしまうのは何故か?を考える為に「シカト(無視)されたら、どうする?」という小さなテーマを設けました。

継続する関係の中で、シカト(無視)されたらどうする?

関係の修復を図ろうとはするが、そのアプローチは

①何もしない、
②相手に尋ねる、
③自分を問う、


大きく3パターンに分かれました。

そして、相手との関係性に意識が移ることによって自分の判断基準が二の次となり、結果、周囲の判断基準に合わせるという行動が生まれるのではないか。
では、関係の中で「問題(シカト、喧嘩 e.t.c. )」が発生した時に解決できる力を身に着けていれば、周囲の判断基準に合わせることなく、自己表現が出来るのではないだろうか・・・
と話し合いは深まっていきました。

 問題解決する上で大切なことは、前回も話し合われたように、
「如何に正確に事実を把握し、的確な対応が出来るか」ということです。

自分が何をやっているのか、自分自身に気が付くと、
人は自然と最善の方法を選択していくでしょう。
そこにある「事実」を把握することは、現象を「正しい」「間違っている」と判断する「評論」をすることではありません。
「無視」という状況一つとっても、例えば「無視する行為は失礼だから、間違っている」と自分の「正しさ」を前提に相手を諌めようとする行為は単なる評論であり、事実の確認とは異なり、従って的確な対応ではないのです。評論は反発心を抱かせ、感情的な確執を生み、ますます自分が何をしているか考える機会を失くしてしまい、根本的解決には繋がらないでしょう。「正しい(良い)」「間違っている(悪い)」という判断基準は、その人の「主観的世界」に過ぎません。

その前に、「事実が何故起こったのか?」ということを確認することが、問題解決では一番求められていることであることを忘れないこと
(前回の小西流でもまとめているので、そちらも是非参照して下さい)。

「正しい(良い)」「間違っている(悪い)」という社会の秩序が強制する力で相手を抑え込んでしまうことは、学ぶ環境(自分自身に気がつく環境)を奪い去ってしまうということでもあります。自分自身に気が付くきっかけを得る為には、問いかけること。

それぞれが、自分の行動を自覚するということが肝要です。
関係はお互いで作っているのですから、自分だけ問う、相手だけ問う、では片手落ちです。相手を問うことが出来ている人は、自分を問うことを忘れていないか。自分を問うことが出来ている人は、相手を問うことを忘れていないか、考えることが大切です。

また、問いかけは「気が付く為の工夫」がなされる必要があります。
「シカトすると楽しい?」
「面白い?」
「快感?」
「シカトしている自覚はある?」
「何故シカトになってしまうのだろう?」
こんな風にしてみたらどうだろう?そういう発想はなかった!と盛り上がりました。


★継続する関係は全て共犯関係である
★対等に向き合うこと~お互いが「何故このような状況が起こったのか?」
考える~考えることの出来る環境を整える
★価値判断をこちらが出して押しつけることは、相手の学ぶ環境を奪うということ。
★先ず「わからない」という地点に自らが立ち、事実を確認し、 自分の頭で考えて判断していく
(=学ぶ)環境を整えていくことが根本的解決への道に繋がっていく



【今回参考とした考え】
■人間のつながりを生みだすエネルギー ~キリスト?から考える~
①エロス=家族・つれあい・恋人への「愛情」
②フィリア=限られた友人や仲間の間に自然に湧き出る「好感~友情」
③アガペー=相手が誰であれ、人として「大切」と思う気持ち「尊重」

相手を大切にするということを全うすることが、普遍的に生きること。
今、問うているのはアガペー。何故そのようなことが起こるか「わからない」という位置に自分自身が立てるかどうか。
シカトするということはシカトしたいからするのであって、何故そうするのかを教えてもらう必要があるのです。必ずそこには意味が存在しています。無自覚であれば、自覚すること。そして、相手だけではなく、共に状況を作っている自分自身の姿勢を問うことを忘れないこと。


■私達人間の意識の深部は?
~脳科学的な立場から考える~

理性や論理を司る新皮質と本能や原始的な情動を司る旧皮質の2つの働きで私たちは動かされています。新皮質は、哺乳類になってから発達し進化してきた6層構造の高度な皮質です。肉体的には弱い哺乳類が300万年ほどかけて育ててきた能力である。その為に、人間は理性を持ち、論理的な思考や記号操作をこなし、言語を操るようになりました。
そしてこの300年間は、神に代わる崇高なものとして理性を位置づけ、宗教的な価値観に代わって、科学的合理主義が「社会の規範」になりました。しかし何億年にも及ぶ私たちの動物としての体験と比較すると、たかだか300万年程の浮ついた歴史の中で育ててきた理性では歯が立ちません。私たち「不思議な動物」=人間が生きていくには、この何億年にも及ぶ歴史を前提にしないとすべては読み解けないのです。
(意識~無意識)
(外的動機~内的動機)
(新皮質b~旧皮質)




今回は、「何を話してるかわからない」と初めてゼミについての感想を言葉にしてくれた6歳Y君がいました。わからない自分自身に、自分の力で気がついていたのです。わからないことに気がついた素晴らしさ!感動的なドラマが今日も生まれたのは、空気を作って下さった参加者お一人お一人のおかげです。ありがとうございました!!

コミキャン100人委員会
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