「肝斑があると、レーザーができない」
というのは聞いたことがある方も多いですよね。??
それは確かに、そうなんです。
でもね、肝斑もある方に、
レーザーじゃないと消えないシミが
混在していることって、いくらでもあります。
わたしは、程度の問題だと思っています。
その方が消したいのはどの部分なのか、
肝斑はどの程度なのか、
一時的な悪化は受け入れることはできるのか、
アフターケアはちゃんとできるのか、
このことが治療する側とされる側で
同じレベルで理解できているのかどうか、
次第だと思うのです。
そこがクリアできそうだったら、
「肝斑があるけど、それも治療しながら
シミのレーザーもしてもいい!」ということだと
わたしは思って治療しています。
一番いけないのは
「肝斑そのものを、老人性色素斑と思ってピンポイントの強いレーザーで狙ってしまう」ということです。
それは、肝斑の混在有無以前に、誤診です。
肝斑のすぐ近くに、
老人性色素斑があり、
肝斑治療も、アフターケアも万全に行いながら
老斑部分のピンポイントなレーザーも行った方です。
前
↓
4ヶ月後
肝斑も、老人性色素斑も、
かなり綺麗にとれています。
前
↓
4ヶ月後
前
↓
4ヶ月後
☆☆☆
部分的なQスイッチヤグレーザー後に
内服とゼオスキン外用
<治療の合計金額> 77,990円(税込)
(内服)
ハイチオール、トラネキサム酸 、ビタミンACE
(製品)
ハイドレーティングクレンザー
バランサトナー
ミラミン
デイリーPD
スキンブライセラム0.25
<治療により考えられるリスク・副作用>
赤み、ひりつき、色素沈着、色素脱出、乾燥
軽度の皮剥けの可能性
※効果には個人差あり
☆☆☆
肝斑がある場合、内服を先行して
数ヶ月飲んでいただくこともあります。
でも、それをしている間に
「シミを消したい」の気持ちや気合いが
減ってくることもあるんです、、、
しかも、きちんと飲んだとしても
「色素沈着がでない」という保証もない、、、
そうなればもう、1ヶ月程度の内服で
肝斑の完全改善を待たずして、
●「リスク覚悟で付近のシミにレーザー」
その後に、
●「周りごとハイドロキノンをはじめる」
(ゼオスキン。ハイドロキノンとレチノールは併用)
●「内服をかならず継続」
とすることがあります。
場合によっては、肝斑が比較的軽度であれば
内服先行期間はとくに設けずに、
いきなりレーザーと内服開始は同時でスタートします。
人間、「シミ治療するぞ!!」と
思い立った時がタイミングなんですよね。
なるべく、スピード感をもって、最短距離で
治療したいと考えています。
Dr.Moeでした!