今回のブログを担当させていただきますDr.Reikoですニコニコ

 


 だんだんと気候も暖かくなってきて、日中は半袖でも大丈夫になってきましたね。





 今回は
外用薬や保湿剤、日焼け止めなどの効果的な塗り方をご紹介させていただきます。






 アトピー性皮膚炎などで入院された方の入院中に行う大事な項目の中に、外用指導というものがあります。普段、きちんと外用しているつもりなのに、なかなか皮疹が良くならない。それは、外用の量が足りていないかもしれません。入院して、毎日患者さんと一緒に適切な量で正しく外用していくと、みるみる治っていったりするんですね。(ケーズ皮膚科に入院施設はありません。)





 ケーズ皮膚科でも必要に応じて、外来で軟膏の塗り方、塗る量について実際にやってみながらご説明させていただいています。






 まず、外用薬の塗る量ですが、
軟膏やクリームは、人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量で、ローションでは1円玉大手のひら2枚分を塗っていくのに必要な量になります。



















 乾燥が強い場合はもっと量が必要な場合があるので、
皮膚がしっとりする程度、ティッシュが皮膚に付くくらいを目安にしてください。





 

 ときどき、「軟膏は擦り込んだほうがいいですか?」とご質問を受けますが、擦る行為は湿疹を悪化させてしまうので、そっと馴染ませるように外用してください




 皺があるところは
皺の向きに外用してください












 保湿剤は季節、好みに応じて種類を変えることも出来ます。








 夏はさっぱりした泡の保湿剤冬は被覆性の高い軟膏がお勧めです。









 


 日焼け止めは、塗る厚みと日焼けの具合が反比例するそうです。つまり、薄く塗るより厚く塗るほうが、日焼けの予防効果が高まるということになります。





 海などで「顔が白いよ」と言われるくらい日焼け止めを塗っているほうが日焼けどめ効果は高まるんですね。(白浮きしない日焼け止めもあります。)また、
日焼け止めは、2時間毎の外用も推奨されています






 適切な量を外用して、外用薬や保湿剤、日焼け止めの効果を最大限に発揮させてくださいね
おねがい







 マルホさんが塗り方の一例を動画にしてくださっています。ご参考まで。





保湿剤の塗り方情報サイト
http://www.maruho.co.jp/p/hi7/





 皆様のお肌が健やかで、皆様が笑顔で過ごせますように
クローバー





 コロナが早く収束して、世界が安心して暮らせますように
地球





Dr.Reikoでした
ニコニコ