幼少期からあった顔の茶色のイボを治療してほしいとのことでした。10代の女性です。
表皮母斑というものなのですが、
その中でも、疣贅状(つまり、イボ)がしっかりとしたタイプでしたので、
クリーム麻酔をしてから一つ一つ丁寧にレーザーで削りました。
イボはイボなんですが、
母斑といって、アザに分類されるものです。
生まれつき、または小さい頃からあって、
放置しても消えることはなく、身体の成長とともにすこし大きくなります。
新生児1000人あたりに一人いるといわれていて、そう珍しくないということになります。
この方は顔ですが、首や胸にでたりもします。
いくつかの治療法があるかとは思いますが
わたしは炭酸ガスレーザーをメインとして使ってます。とくにイボ状がはっきりしている場合には、レーザーで削る、という考え方です。
頬から、下まぶた、上まぶた、おでこ
の広い範囲に粒々とした茶色の小さいイボが
たくさんある部分です。
隠している黒の部分、まぶたの縁ちかくにもありました。
前
↓
☆☆☆
炭酸(CO2)ガスレーザー
局所麻酔注射、もしくはクリーム麻酔を行ってからレーザーによる削りを行う。
テープ保護必要
1mmあたり4000円
※病理検査を行う場合、別料金。
診察費用、テープ代別途。
副作用 感染、陥凹瘢痕、赤み、腫れ、色素沈着、色素脱出など
効果に個人差あり
☆☆☆
かなりの数があったので3〜4回に分けておこないましたし、その度にテープ保護も1週間行っていただきました。
まぶたの上にもありましたので、点眼麻酔をして、眼内コンタクトを入れてレーザーが決して眼球にとどかないようにしながら、まぶたも治療いたしました。
クリーム麻酔をしていても、これだけの数があるとけっこう痛かったはずですが、一度も痛いといわず、動かず、ほんとえらかったです
特に中高生の女の子であれば、お顔に茶色のイボがずっとあるというのはとても気になるでしょう。痛い思いや、テープを我慢してでもとった甲斐があったと思います。
高校を卒業して、これから、お化粧を楽しんでもらいたいですね
小さい頃からあるようなアザやイボであれば、
できれば親元にいる18歳までのうちに、や思春期を迎える前に治療してあげたいという風に保護者としてはお思いになるかもしれませんね。
わたしは親として、そう思います。
この方ではないですが、
アザの中には、年齢が低いうちに治療開始したほうがいいタイプのアザもいくつかあります。
昔は、放置して様子みましょうといわれていたアザが、いまは赤ちゃんのうちから治療する、ということもあります。
色々ですので、
まずは診察にてご相談くださいね。
大人になってから出たイボに関しては
そう急がなくていい場合がほとんどですけどね。
(ウイルス性の場合はすぐに治療します)
イボってやっかいなもので、
あるとお化粧でも隠れませんからね
炭酸ガスレーザーはやりすぎると、
凹み傷を作ってしまうことになるリスクがあります。
そういった瘢痕にならないように、
慎重にちょうどいいところで削り止めています。
この方は肌色がほぼ再生しましたが、
CO2レーザーでけずった皮膚というのは
うまく肌色がつくれなくなることもあります。
(色素脱失のリスク)
そういったことをご説明しながらおこないますし、粒が多い場合は数回に分けて行うことでご本人もその効果とリスクのバランスの意味が十分にわかりながら、治療を継続していくことができます。
目には見えない顕微鏡レベルでは細胞が残っている可能性はありますので今後すこし再発することもあり得ますが、同じようにまではならないだろうと考えています。もし再発した場合はその粒だけを再度レーザーするつもりです。
ほくろの場合もそうですが、当院でCO2レーザーした場合に同部位が再発した場合は、2000円で再照射可能です。
CO2レーザーの場合、
削りすぎて瘢痕が残ったりするよりは、
大丈夫な範囲で削って、もしも再発した場合は
3ヶ月以上は間をあけて再度照射、の方向で考えています。
たまに、他院でのレーザー後の傷痕のご相談を受けることもありますが、このCO2レーザーによって削れた状態になっているという意味での傷痕は、よほど早期でないと治療困難になります。
慎重にあてるべきレーザーですが、
とても単純な構造のレーザーでもあり、
イボの場合は浅い削りで済むこともありとてもきれいになります。つまり回復は早いです。
イボによって適応が違いますので、
まずはご相談くださいね!
Dr.Moeでした!
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