先週、東京に行きましたが、学会以外にもプライベートな時間を使って資生堂の銀座本部を訪れました
はじめは、ただ単純に「せっかく東京に行くし、今回の東京出張はいつもよりも多少時間があるから自分のメイクを銀座でプロに習おう!」と思いついて、メイクレッスンの予約をとる形でお願いしていたのです。
ところが、担当者の方がインフルエンザで急遽の不在に。
ちょうど訪れていたのが、一般の方が利用する店舗ではなく銀座本部のオフィスだったので、「ライフクオリティメーキャップ」について教えていただくことになりました
「ライフクオリティメーキャップ」とは、
皮膚疾患や瘢痕、がん治療の副作用などで外見上の変化がある場合に、それをメイクで補正することを指します。
メーキャップは根本的な治療にはならなくても、その患者様のQOL(クオリティオブライフ、生活の質)を向上させ、治療の継続意欲や社会生活を助けるための選択肢のひとつになる、という考え方です。
自分自身のメイクアップレッスンを受けるよりも、多くの収穫と気づきがありました。
皮膚疾患やがん治療などの事情でこのメイクを習得したいという個人の方の場合にも、
予約をすると、個室で、無料でレッスンが受けられるようです。
(いまは、新型コロナウイルスの影響で対面メーキャップレッスンは一時的に中断されていますが、おちつき次第また再開されます。)
ライフクオリティメーキャップ公式サイト
(動画あり)↓
動画に感動しました。
「関東の人はいいですねー。九州のひとはどうしたらいいんですか?そもそも、病気のときは銀座に出てこれないんじゃないかって思います」って言っていたらすぐに一覧を出してくださいました。
各県の資生堂取り扱い店の一部で、教育を受けた方さんが指導してくれるそうです。
予約制です。メイク指導が有料なのか無料なのかは店舗によるし、いまはコロナウイルスのことで一時休止している店舗もあると聞いています。
お色選びのためを考えるとまずは対面でプロから習うのがいいですが、製品自体はネットで買えます。
オンラインで買えるサイト
わたし、
全然、資生堂のまわし者じゃないんですよ。笑
完全にプライベートで、訪れました。
そしてもともとは自分のメイクが上手になりたい、という思いで予約したのですが、こういう素晴らしい取り組みを知るきっかけになった日でした。
縁があったんでしょうね
たまたま前日に参加した日本化粧医療学会で拝聴した内容とも共通する部分もあって、
驚いたわけです
わたし自身も、IgA腎症という腎臓の難病をかかえながら、こうして日常生活を送っています。
とても元気そうに見えると言われます。
ご想像のとおりとてもハードな生活ですので、外部委託できる家事はなるべくそうして、休日は予定を詰め込みすぎずに、体力を温存しながら、身体を大事にしながら減塩食を心がけて過ごしています。
いまは寛解状態で、元気なのですが、
過去にはステロイド内服によって顔がパンパンだった時期や激痩せした時期、貧血も酷くて顔色が悪かった時期などありました。
将来的にもし病気が進行して透析になったら
顔色がどんどん悪くなることも知っているので恐怖心があります。
でも、そんな病気の時こそ、わたしは「美容」に助けられた経験がたくさんあります。
とくにメイクは身体の負担にはならないことがほとんどですから、どんどん自由にしていいと思います。
「なんで私が?」という惨めな気持ちになるときにこそ、すこし元気な日には、新しい口紅をつけてみる、そうすると瞬間的かもしれないけど気持ちが軽くなる。
誰かに会いたくなったり、お出かけしたくなる。そういうものですよね
とくに当院でお取り扱いがあるわけではないのですが、製品としてもとても特徴のあるものでしたので、次でご紹介しますねー
社会貢献活動の一環として
資生堂が取り組んでおられるようです。
いいことですね〜!
この情報を、必要な人に届けてあげたい。
本当に必要なのは、入院中や、自宅療養中で、クリニックや店舗にまで来れない方です。
一番最初にリンクを貼った公式サイトから実際のメイクのコツの動画も見れますので、ぜひぜひのぞいてみてくださいね
Dr.Moeでした!
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