ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の治療について今日はお話しいたします。ニコニコ
当院では、ADMに対しての治療をピコレーザーで行っております。



まず、お写真からお見せしますね。
目のすぐ下の、つぶつぶとした色のところです。
これをADMといいます。!!



(患者様はシミだと思っていることが多いのですが、シミではありません。)






これは、シミというよりも一種の「アザ」に近いものです。アジア人に多いのもので、10代後半から30代までに発症して徐々に増えていく数mmの灰褐色や青褐色の色素斑とされています。




わかりやすくいうと、生まれつきではなくて、大きくなってから生じる「アザ」の一種に近いもので、独特な茶色系統の斑。



(若干灰色や青色がかっているというのが教科書的な表現なのですが、この表現は一般の方には理解したがたいところです。
いかにも深そう!ということが皮膚科医からするとわかる系統の茶色なのです。
一様にアザといってしまっていいのかどうかは意見が分かれるところかもしれません。
完全に解明されていないところもあり、シンプルに説明ができないので、一般の方向けに「アザみたいなもの、普通のシミではないもの」として説明をしています。このブログでもそうします。)




ピコレーザー照射  5回後  (所要期間1年)





ピコレーザー照射 5 回後  (所要期間1年)


☆☆☆

ピコADM

片頬あたり10000円/1回
(頬以外にもある場合は要相談)

このかたの場合、両頬×  5回なので
100000円 税抜き



診察費用 別途 約1000円
内服費用  3500円1ヶ月あたり



副作用  一時的な赤み、腫脹、色素沈着
効果に個人差あり


☆☆☆




ADMは意外と頻度の高いものだと感じています。
そんなに稀ではなく、よく出会います。




おそらく当院にはシミ治療の患者様がたくさん集まってくるから、なのかもしれません。うずまき




みなさん「シミ」としてご相談に来られるのですが、厳密にはシミとは、異なるものです。





他院で診断されてからの「ADMにも対応できるレーザーがあるところにいくように」と言われたケースや、他院で「肝斑」として誤診されていたケースなども目立つのも特徴です。ギザギザ




慣れてくると診断は難しくないのですが、
なぜか肝斑と誤診されているケースが多いのが特徴です。




たしかに、好発部位は同じです。
そしてこのかたのように、肝斑様の色素沈着が同じところに重複しているケースもとても多いものです。
肝斑が合併しているのか、それともADMを隠すためにメイクをしていたから摩擦による色素沈着になっているのか、もなんとも言えないところがあります。



このかたもADMは随分と良くなりましたが、やはり同じ場所に茶色のくすみが残っています。




これは今後内服とハイドロキノンで対応していきたいと思います。





肝斑とは違って、ADMは形としては、つぶつぶとしています。





そして、このADMというのは、レーザー  一択 !です。内服もゼオスキンも単独では効きません。注意




(レーザーによる副作用を軽減する目的で、治療中から内服やハイドロキノン使用をおすすめすることはあります)



美白化粧水は全く効かないのに一生懸命コスメに頼っている方は世の中には多いです。もやもや




レーザーといっても、ADMには、トーニングは効かないと思います。
しっかり狙いうちする必要があるのです。





以前は、Qスイッチヤグレーザーで治療を行っていましたが、1年ほど前からはピコレーザーで治療を行っています。OK




当院のQスイッチヤグレーザーは1064波長、ピコレーザーは755波長、というふうに波長が違うので、どうなるかな、と最初は思っていましたが、ピコレーザーのほうが明らかに治療成績がいいので、いまはピコレーザーばかり使っています。

(ルビーレーザーは所有していないので、ルビーとの比較した効果はわたしにはコメントできません。)





なによりも、
ピコレーザーになってからはテープが不要!!
というのが一番喜ばれています。ラブ




(ADMの範囲でテープを貼るというのは、けっこう大きく貼らないといけなくなるので、見た目が大怪我並みなんです。)




ただし、ピコであっても、とにかく時間はかかります。



2ヶ月に一度で照射を行いますが、5回程度はかかります。(つまり、1年はかかる!)
効果が見え始めるのは早い方でも3回目以降です。
(そこにくるまでに半年はかかるってこと!)




(ピコが出る前は2年がかりだったのでこれでもかなりマシになりました。)




診断さえ間違わなければ、そしてきちんと回数をかければ、
ADMはレーザーがよく効くのも特徴です。!!





肝斑が合併していたとしても内服を併用しながら、強めのレーザー照射が必要になる場合も多いです。
つまり、途中は合併している肝斑が一時的に悪化することもあります。




雀卵斑と合併している方の場合もありえます。
ピコプレミアムで雀卵斑がきれいに取れたらADMが実はその下にあったのが判明した!というケースをたまたま最近2例続けて経験しました。




ピコレーザーの登場により、テープなしでADMを治療できるようになったというのは非常に大きな変化で、これまでADMの治療を諦めていた方もたくさんトライされるようになりました。








このADMというものの存在とその治療方法を化粧品業界もきちんと認識すべきだ、と個人的には感じています。




シミに悩む方のスッピンを一番見ているのは私たちのような医療関係者、そしてコスメフロアのBA(beauty advisor) さんたちです。
一般の方たちがまず気軽に行くのは化粧品屋さんですから、数的にはBAさんのほうが見ているかもしれません。



その方のシミがADMだとしたら、「化粧品は効かない。レーザーのある病院で相談すべき!」という認識を少しでも多くの方に知ってもらいたいです。






一人でも多くの女性が、大切なお金と時間を無駄にしない方法で、シミの悩みから解放されるように願っています。上矢印



Dr.Moeでした!








 

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