美容皮膚科学会 in 東京。

かるく1000人以上はあつまると言われている、一年に一度の、大きな大きな学会です。

同時進行でいくつものご講演があり、とっても有名な先生方の教育講演や、同時通訳付きの海外ドクターの講演、90にも及ぶ企業展示など、盛りだくさんです。地下二階と五階と七階と3フロアーに会場がわかれていたので、どこにどの時間帯に足を運ぶのか、、、よく考えながら動きます

エンビロンのブースでは、南アフリカでエンビロンを開発されたフェルナンデス先生と、それを日本に広めてくださった戸澤先生にご挨拶できました

戸澤先生にはアトピー性皮膚炎におけるエンビロンの使用について伺いました。

戸澤先生は、今度東京のオフィスに症例を見に勉強しにおいで、と言ってくださっただけではなく、たまたまそのブースに同じ時間帯にいらっしゃったフェルナンデス先生にわたしをご紹介くださいました。

フェルナンデス先生には、新商品のことと、ニードリング技術のことについてコメントをいただきました。あまりにも緊張し、まったく、、、英語が出てこなかった

通訳さんを通してお話しました。お肌がものすごく若くていらっしゃる、とは聞いておりましたが、ほんとにその通りでした

講演の内容としては、やはりピコ秒レーザーのことが一番注目されていました。立ち見がでるほど。

何人もの先生がご発表されていましたし、フロアーからの質問、意見交換も大変活発に行われていました。

自分自身としては、シミ治療はもちろん、タトゥーの治療もとても気になりました。

当院でこれまでにも、波長1064のQスイッチレーザーで、タトゥー除去を目的とした照射は行なっています。これまで自分が行ってきた標準的な照射とはまた違ったアグレッシブな照射方法のご講演をみて大変興味深く思いました。そんな方法があったのか

と衝撃をうけたほど。従来のQスイッチでも、新しく出たピコでも、応用できそうな方法でしたので、当院で採用するかどうか慎重に検討いたします。

今後はピコ秒レーザーの導入が決定していますので、タトゥーにはその新しいレーザーを使用することとなります。レーザーの性能は格段に進化していますが、その使用方法により、さらに効果は異なってきます。

少し難しい話になりますが、今後もくわしく、そして患者様向けに、わかりやすくここのブログに書きますね

そして、これは面白い！

と思ったのはこの試み。

ある講演の会場入り口で何やら紙が配られていました。

なんかの宣伝かな、、、と思いながらも、とりあえず受け取りました。そしたら、ご講演が終わった後に、ディスカッションの時間が設けられていて、お手元のスマートフォンでQRコードを読み取り、ご参加ください

とアナウンスが。

症例写真の提示があり、それに対する診断と治療方針をフロアーにいるわたしたち参加者が投票します。

そして1分後にはで集計結果が前のスクリーンに表示されて、登壇されている数名の先生方がコメントされるという流れで複数の症例検討が行われました。

治療方法の選択はその医院が持ち合わせているレーザーや、患者様のご希望やライフスタイルによって、第二、第三の選択はありえます。

が、診断に関しては、間違ってしまったら、その後の治療がまったく無意味になってしまうことや、大変な遠回りをしてしまうこととなります。

シミの診断って、特別な検査を行うのではなく、目で見て、瞬時に判断するわけなので、ドクターの経験が問われるところです。

お一人の中の顔の中でも複数の種類のシミが混在していることは非常に多いです。ADMを見逃されていたんだな、と思える他院からの症例もたくさん来られます。

いろいろと自己判断したり、長年化粧品に多大なお金を使ったり、ネット検索でご自身で決め込んだりせずに、一度クリニックへご相談くださいね。

広々とした企業展示。(ここに見えている倍以上のエリアが広がってました。)

次回、東京出張、プライベート編です

(たぶん。)

Dr.Moeでした〜

ケーズ皮膚科美容皮膚科

小倉魚町院

093-967-0632

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