スピロノラクトンという飲み薬がありますが、
ニキビ治療に使うことがあります。うずまき




保険治療の外用薬をちゃんとつかってても治らないニキビに関しては、ホルモンの治療を考慮する必要があります。



それは、経口避妊薬でもあるピル(当院では、ピルの中でもニキビに対しての効果が高いと考えられるマーベロンを自費処方)をのんでいただいたり、それでも治らないときには、スピロノラクトンという内服薬が選択肢にはいってきます。OK




ニキビの国際的なガイドラインの最新版でも、こちらにでてきています。ピンクの↓つけてみましたウインク




ニキビ治療をしている一般の皮膚科でも、すべてがこの薬を取り扱っているわけではないだろうと思います。この薬はニキビに対しての日本での保険適応はありませんので、当然自費治療となります。




女性の身体にも、男性ホルモンが実は出ています。
それが高めだと、皮脂が多くなり、ニキビが難治となる場合があります。



この薬にはそこ(男性ホルモンの作用)を抑制する効果があり、飲んでいただくと皮脂が減ります。とくにボディのニキビにも効果があります。





男性の男性ホルモンを抑制するわけにはいきませんから、男性には処方できません。
また、女性であってもはじめからこれを処方することはありません。まずは、ガイドラインに沿って、外用や日本の保険が適応される内服剤で治療を開始します。




もともとスピロノラクトンというのは内科で使用される利尿剤ですが、なかでもK(カリウム)保持性利尿薬に分類されます。
ニキビ治療においては、内科で使用する用量よりも多く飲んでいただくことで効果がでます。
そのぶん、Kが保持されすぎ(つまり尿に出て行かずに体内のKが高くなること)も懸念されます。





誰もが気軽に飲むような薬ではないですから、十分なご説明も適用の見極めを行なった上で、自費処方します。
内服前にも内服後にも採血を受けていただき、Kは大丈夫なのか、診させていただいています。
その採血は保険は適応されませんので毎回3000円かかります。




お金がかかるのか、、、採血まで必要なのか、、、と思われるかもしれませんが、効果があって、かつ、安全な治療を提供するのが、わたしたちの責任だと思っています。




ニキビ治療、効かないなぁーーーと思う方がおられますが、保険から自費まですべての治療選択肢がそろっているクリニックは案外と珍しいかもしれない。うーん



あなたがいま受けているニキビ治療が、すべてとは限らないということです。



(すでに以前にほかの病院で外用薬をせっかく処方してもらっていても、その使用方法や目的を正しく理解していない患者様もおおいです。まずは正しく外用薬を使用すること、それでも治らないときは内服も検討すること、が大切です。ニキビは早期に治してその後も予防をつづけることで、ニキビ痕対策にもなります。)



当院では中等症〜重症、外用薬では十分にはきかない患者様にも対応できるこうした選択肢を用意しています。
こういう治療は保険は効きません、体への負担もゼロとは言いきれません。



診察で話し合いながら、どこまでやるのか、あなたとしてはやりたいのか、一緒に考えましょうね。バイバイ



Dr.Moeでした(^^)



ケーズ皮膚科 美容皮膚科 
小倉魚町院 


093-967-0632 





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