最初のシャンパンメゾン、Taittingerですっかり気分が良くなり、夕食までまだ時間があるということで近くにあったメゾン、Pommeryへ急遽行くことに。時間は既に18時近くになっていてもうメゾンツアーは終わっていたので、巨大な敷地をしばし散策...



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Pommery敷地(1) Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Pommery Gate


Pommeryは日本でもお馴染みですね。ブルーラベルのノンビンテージものはあちこちで見かけるし、お値段もシャンパンの割にはお手ごろです。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Pommery Non Vintage

で、ちょっと建物の中を覗いてみると、ギフトショップの奥にショットバーのようなものが... するとメゾンを観光しなくてもショットでPommeryが飲めるとか!


真っ先に注文をしたのは言うまでもありませんニコニコ


もちろんお膝元ですから夥しい種類のPommeryがショット売りされてて、再びテンション上がりまくり。


自分は多くの種類の中から「Pommery Summertime」というブラン・ド・ブラン(シャルドネ種のブドウ100%で製造されているもの)を選びました。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Pommery Summertime


日本ではいわゆる青ラベルしか飲んだことがなかったのですが、さすがブラン・ド・ブラン! 喉越しがすっきりかつふわっとした上品な甘味があります。ちなみに1杯10ユーロでしたから日本でノンビンテージの青ラベル飲むのと同じ位の料金でしょう。



ちなみにこのSummertimeの他、Springtime・Falltime・Wintertimeと四季それぞれ揃ってました。ギフトショップにも1/4ボトルサイズで四季版4本入れたちょうどお土産にピッタリのものも売っていたのですが、かの悪名高い「機内液体持ち込み制限」のお陰で、今回はシャンパンをほとんど買うことができず、不満タラタラでした。



日本ではポピュラーなブランドの一つに入るPommeryだけに、多少バカにしていたところもあったのですが、建物の大きさだけでなくレパートリーの多さ、そして懐の深さに改めて感服しました。


さて、次はReims初日の夕食を紹介したいと思います...

昨日の日記でも触れたように、今回のヨーロッパ旅行では「Spring Awakening」「Wicked!」「Oliver!」の3本のミュージカルをロンドンにて観て来ました。

まずはSpring Awakening(SA)から...

SAはロンドンでもブロードウェイ同様、オフウエストエンドからのスタートでした。今年の1月下旬、ロンドン西部の街・ハマースミスの劇場での7週間の公演を経て、3月21日からウエストエンドのNovello Theatreで開幕しました。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Novello Thatre


俳優は大人二人を除くほとんどがこの作品がウエストエンドデビュー作という、若手フレッシュ揃いです。恐らく平均年齢は四季の俳優よりも若いでしょうね。


ちなみにパンフレットはこんな感じです。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Brochure(2)

Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Brochure(1)



ブロードウェイ版のCDは聴いていたけど、LIVEの方が全然良かったです! 俳優も経験浅いがため表現力が今一つという場面もあったけど、歌はさすがです。特に「Totally F***ed」や「The Song of Purple Summer」のアンサンブルは見事!! 鳥肌ものでした。

大人二人の役の演じ分けもさすがで、こちらは年季を感じさせてくれました。

照明セットも舞台上のみならず両脇の壁や2階席の張り出しのところにも電飾セットが組まれ、劇場全体がセットになってるようでした。

グッズ類もやはり日本とは違っていて、特にユニセックスのTシャツのデザインが良かったですよ。

劇団四季版も5/2から開幕しましたね。まだ観に行ってないですが、この詞やセリフをどのように翻訳したのかなというのが楽しみでもあり、不安でもありますね。


ちなみにこの作品に限らず、ロンドンの劇場ではなぜか幕間に劇場スタッフがアイスクリームを売りに客席まで来るんですよ。これがまた売れる、売れる。片や後方のバーでは幕間にシャンパンやウイスキーを飲んでる観客がいるのに、一方はアイスクリーム。いつ見ても不思議な光景です。

記念すべき最初のメゾン訪問はTaittingerから。ちなみにReimsの訪問は15年ほど前に一度訪問してから2度目、Taittingerは前回も訪れているので2回目なのですが、当然のことながら地理感は全く失われていて、街中を右往左往。


やっと見覚えのあるゲートを発見して一安心。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Taittinger


ここは見学に予約が要らないところなのだけど、あいにくフランス語のツアーしかないとのことで、我慢して案内のフランス人おねーちゃんに付いて行く。


観光客用に見学ツアーが組まれているメゾンは、ほとんどが見学用にアレンジされたコースを辿ることになります。見学の中心は地下で眠るシャンパン倉庫ですね。


ここシャンパーニュ地方は石灰質の地質(Crayer)が特徴で、シャンパンメゾンの地下は石灰質の地質を横に掘り進めて数kmに及ぶ倉庫が縦横無尽に作られています。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-出荷を待つボトル

ちなみに日本でもお馴染みのMoet et Chandon社の地下は数十kmに及ぶそう! 街の水道工事で道路掘ったらシャンパン倉に突き抜けてしまうなんてことはないのだろうか、とマジ心配になる位、地下が発達しています。


シャンパンは瓶内発酵をさせる関係上、瓶の中にどうしてもカス(澱)が溜まってしまいます。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-澱 Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-澱


これを当然取り除くのですが、これがまた技があるんですね。おいおい紹介して行きます。


フランス語の案内は2-3割位しか分からず、40分ほどの案内が終わるとお決まりのテイスティングへ。一応入場料に含まれてます(普通は1杯まで)。テイスティングできるのは普及品のノンビンテージものですが、ご当地で飲むと美味しく感じてしまうのはなぜでしょう?


Taittingerは雑味もあまりなく、ノン・ビンテージでも濃くがある感じ。何と言ってもFirst Glassだったのでテンション上がりまくり! 美味しかったです。


今日はシャンパンメゾン訪問はここ1軒の予定でしたが、夕飯の時間までに少し時間があったので予定外のPommeryへそのままハシゴしました。





今年も3年連続となるゴールデンウィーク・ヨーロッパ旅行へ行って来ました。本年の旅行のメインテーマの1つが”Champagne”。そう、あのシャンパンの故郷であるシャンパーニュ地方へ2泊3日で行って来ました。


前日の午後に成田からロンドンへ入り、お決まりの初日ミュージカル鑑賞”Spring Awakening”を済ませて、翌日に備えてPaddingtonのホテルへ。いきなりオーバーブッキング?ではす向かいの系列のホテルに変更になったけど、ロンドンにしてはまずまずのホテルでした。


翌朝は7:52発のユーロスターでLondon St. PancrasからParis Gare du Nordへ一路出発! 初ユーロスターにちょっと興奮気味でした(笑)



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-London St Pancras駅


Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-Eurostar 9008

Paris Gare du Nord駅まで約2時間半。空港の往復を考えれば十分飛行機と対抗できるスピードです。しかも1erクラスのため、朝食もサーブされて快適!!


Paris Gare du NordからGare de L'Estまで徒歩で移動し、いよいよ聖地ReimsめがけてTGVへ乗り込みました。



Muselet Board - 気ままなシャンパン日記-左: TGV Duplet  右:Inter City


Reimsまでは45分、快適な旅でした。


Reimsは日曜日の昼下がり。街中に人気は少なく一抹の不安を覚えながら、予約したホテルまで歩いて行きました。


荷物を置いていよいよシャンパンメゾン巡りへスタートです。