車輪  ★★★☆

キャスト

キム・ヒョンジュ

パク・ヒスン

チョン・スビン

キム・ムヨル

ソ・ジョンヨン

 

 

 

 

本の修繕の仕事をしているキム・ヘジュ(キム・ヒョンジュ)

夫ナム・ジュンド(パク・ヒスン)は現職の国会議員で、今は何不自由ない暮らしをしていた

 

ジュンドの長男ジフン(チョン・テヒョン)が漢江で遺体となって発見される

事件を起こし家を出ていたジフン

ジフンのポケットから覚せい剤と飛ばし携帯が見つかり

「飲酒と覚せい剤で足を踏み外し溺死したのでは」と警察から聞かされる

 

 

 

ジフンの一人暮らし部屋を片付け、死亡届を出すヘジュ

そこに一人の若い女性スビン(チョン・スビン)が「ジフンの子供を妊娠した」とやってくる

 

警察署長から、ジフンに覚醒剤反応はなく、アルコール中毒レベルの飲酒量だったこと

売人がジフンの連絡先を持っていたことを聞かされる

 

 

 

 

スビンの境遇に過去の自分を重ね合わせ、同情するヘジュに対し

ジュンドはスビンの存在を嫌がる

ヘジュはスビンにジフンが無理やり関係したのではないかと恐る恐る尋ねる

スビンは否定する

 

 

 

ナム・ジュンドは

デジタル性暴力が厳しく罰せられるよう関連法を整備する

社会的弱者のために自分の立場を利用する

子を持つすべての親が、子どもを亡くし悲しむことが無いよう願っていると約束する

この放送で世論が変わる

 

世論が動き、油店孫娘を脅した医学生が逮捕されることになるが

逮捕直前医学生が自殺してしまう

ウジェ(キム・ムヨル)たちジュンドの秘書は、医学生自殺に対する声明文作成に追われる

 

 

善良な心を持つジュンドを疑ったことはないヘジュ

 

自宅の前で同級生のスンヒ(リュ・ヒョンギョン)との予期せぬ再会に、心が乱れるヘジュ

人生が狂い始めた20年前のある一日、名前を改名した日を思い出す

 

児童養護施設で育ったヘジュを慕うスンホ

ヘジュから拒絶されて、性的暴行を加える

ヘジュは、スンホの家に行って、ユシンにそのことを訴えるが

ユシンは「大学奨学金を出す代わりに忘れろ」と迫られる

そして、スンホは自殺してしまい、ヘジュは改名し逃げるように故郷を去ったのだった

 

 

ユシンの娘スンヒと会ったヘジュのぎこちない様子から

ヘジュ=ジェインについて調べるようウジェに命じるジュンド

ジュンドは、ヘジュを何があっても守ると決めていた

 

性犯罪者が自殺した場合も不起訴にせず捜査するよう法案を改正しようとするジュンド

必ず法案を通過させる

世論の支持を得るとスタッフに話すジュンド

ジュンドは、スタッフに妻のことを打ち明ける

 

 

流産をしてしまったスビン

 

ジュンドの書斎に封筒を探しに行ったヘジュは

紛失したはずのジフンのスマホを見つける

そこには、スビンを巡り自殺したジフンの言葉が残されていた

ショックを受けるヘジュ

 

 

 

スビンを問い詰めようとするも、スビンはすでに家を出ていた

スビンがなぜ家を出たのか、居場所を探そうとするヘジュに

同居人のヨジン(ソ・ジョンヨン)は、「探さないのがお互いのため」と説得しようとする

 

ヘジュはヨジンの娘チェウンの墓参りに付き合う

そこで、ヨジンの元夫に遭遇

ヨジンの元夫は、娘チェウンと妻ヨジンと無理心中しようとして生き残っていた

ヨジンは、店を処分して遠くに引っ越す決心をする

ヨジンは、密かに精神科に罹っていた

 

 

 

 

ジュンドに献身的なウジェ。「理想とする世界が同じ人に出会えた」とヘジュに話す

ヘジュは自分の過去が公になると誰かが傷つくことを恐れ

法案の通過と、どちらがより大事なのか考えてしまっていたが

協力することを決心する。

 

ジフンの墓を見舞ったヘジュ

その時、ジュンドからジフンがスビンを性的暴行したと聞かされる

 

 

 

ヘジュの懇願にもかかわらず

息子ジフンが性的暴行を加えていたと謝罪会見を強行したジュンド

そして性的加害者を追求する「ナムグン・ソル法」の制定を訴える

 

ヘジュは偶然再会したスビンに本当にジフンが性的暴行したのかと尋ね否定される

そして、ジュンドを疑いだすヘジュ

 

ナム・ジュンドの妻が、自分の兄スンホにレイプのぬれぎぬを着せて殺した

とネットに告発される

性犯罪の濡れ衣を着せて殺したと国民から非難され始めたヘジュ

娘ユンソからも疑われたヘジュは、ウジェに打診されていたニュース番組出演を承諾する

 

 

ジフンが死んだ日、ジュンドはジフンに会いに行き、叱った

その直後、ジフンが死んでしまいショックだったとヘジュに告白する

 

ヘジュはスビンにジフンはジュンドにヨジンとの不倫をやめるように言いに行き

その後死んだ

ジュンドがジフンを殺したかもと告げられる

ヘジュは、長年親友、家族と思っていたヨジンに裏切られ、出ていくように告げる

 

5年前、ナム・ジュンドから性的暴行を受けたとヨジンから告白されていたウジェ

ヨジンは、薬を飲んで搬送される

 

 

 

へジュはジュンドに離婚を申し出る

世論が高まる中、ナム・グンソル法を推すべきか、紛糾する党幹部

 

ヘジュは、再び緊急記者会見を行い

「ジフンは性的暴行をしていない。5年前ジュンドが性的暴行をした」と告白する

 

 

 

ウ・ジンソク党首は、ジュンドを除名処分にする

5か月後

裁判を控え、収監されたジュンドに離婚届を渡すヘジュ

ナムグン・ソル法は廃案に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は面白く見ていたのですが

同居人のヨジンも含めて高校生の娘以外、全員性犯罪とのかかわりが・・・って

ちょっとやりすぎな気がしました

 

 

まさかのジュンドでした

法を通して正しく生きようとしていたと言うけど

無実の息子を性犯罪者にするなんて

そこでもうだめでしょう

全く正しくないし

 

パク・ヒスン

凍てついた愛」で

夫婦の絆も強くすごくいい旦那さんを演じていたので

今回も似てるなあと思っていたら・・・

 


大きな子供がいるのに

いつまでもべたべただなあとも思っていましたが・・・

 

 

ヘジュが出所時にジフンに渡した豆腐

車の中では一口進められて食べただけでしたが

お母さんを悲しませないために

もう二度と警察に行かないよう

帰ってから全部食べたと聞いた時、泣けました

 

父親が憎いからと言って

自分の人生を壊すことはなかった・・・

気づいたのだから、生きていてほしかった

 

親を困らせたって

結局自分の人生に返ってくるんだから・・・

 

 

 

被害者のヨジンが

心からの謝罪をまだ受けていない

良い社会を作るから黙秘しろ

それは謝罪じゃないよね・・・と

そうですそうです

何かといえば法案を通過させて良い社会を目指すためという

大義名分を押し出して

家族を犠牲にしましたよね

 

ヨジンが途中から髪の毛をおろしたので

ちょっと・・・?と思っていたら

まさかの性犯罪被害者

女をにわかに出したような演出に思えてしまいました

 

 

でも、ヘジュもね

今更、夫の性的暴行を言う必要があったのか・・とちょっと思います

娘の立場なら死にたくなるわ

母、兄、そして父

夫のことを告発したから

自分のことは嘘じゃないと証明できたようなものですが

本人がまずヨジンに誠心誠意謝るところからですよね

 

 

 

 

 

何で車輪というタイトルなのか調べましたら

タイトル(原題/英題である『トロリー』で

トロリー問題(トロッコ問題)がテーマなんでしょうか

「5人と1人、どちらを犠牲にするべきか」

というより、家族内の問題の気がしましたが・・・

 

 

冒頭にも書きましたが

家族が全員(娘以外)性犯罪にかかわってるなんて

いくら韓国で性犯罪が増えているとはいえ

ちょっとひいてしまいました