私の解放日誌  ★★★★★

 

 

キャスト

 

キム・ジウォン

ソン・ソック

イ・ミンギ

イエル

イ・ギウ

チョン・ホジン

 

 

 

 

 

 

 

末っ子のミジョン(キム・ジウォン)は社内同好会も

遅くまで続く食事会の席も不快なだけ

繰り返される日常をミジョンは毎日を耐えて生きていた

 

 



長男チャンヒ(イ・ミンギ)は恋人には耐えられないくらい

田舎臭いと言われ別れる

ソウルに住めないなら

車でもなければ恋愛できないと思っているが

父親の許可も出ない

 

 


長女ギジョン(イエル)の久しぶりのお見合いは

週末に遠いソウルまで行ったが相手がシングルパパだった

怒ったギジョンは友人に会い全てをぶちまけた

ところが横のテーブルに妹ミジョンの会社の同僚で

シングルパパのテフン(イ・ギウ)が

誕生日を迎えた娘と食事をしていた

 

 

 

ミジョンに銀行から督促の連絡がきた

金を貸した男とは連絡が取れず

家族には督促状を隠さなければならなかったミジョンは

名前も知らず一言もまともに話したことはなかったが

父親と一緒に仕事をし隣に住む男ク氏(ソン・ソック)に

代わりに郵便物を受け取ってほしいと言う

 

 

 

ク氏は代わりに督促状を受け取り

秘密を共有することになった

ミジョンが大金を借りた理由は元彼

連絡も取れず外国にいる元カノのところへ

行ったという噂を聞き

ミジョンの気持ちは毎日重かった

365日酒に酔って生きているク氏も同じく

1日を耐えて生きていた

ク氏は仕事がなければ一日中酒を飲み

酔ってけがをしたことにも気づかずに

目覚めることもあった

何かが弾けてしまったミジョンはク氏に話しかけた

ミジョンが

 

私を崇めて

と言うと

酒に酔ってうなだれていたク氏が顔を上げた

 

 

ク氏は

 

何もしたくないんだよ、人とは

と答え

解決しなきゃいけない問題を解決しろと助言

しかしク氏もミジョンが気になるのは同じだった


ク氏が投げかけた言葉

 

お前は誰かを満たしてやったことは

あるのか?

ミジョンの頭の中に残りミジョンが変わり始めた
ミジョンはだんだんとク氏に歩み寄った

 

 

 

 

ミジョンはテフン(イ・ギウ)とサンミン(パク・スヨン)と共に

社内同好会「解放クラブ」を開いて集まり

ク氏にもさらに気安く近づいた

ク氏の態度は相変わらず冷たかったが

ミジョンはなぜかク氏の前では正直になれた

崇めるってどうするんだ?

聞くク氏に

ミジョンは

 

お前は何でもできる

何でも大丈夫って応援すること

 

 

 

 

ミジョンと約束してからク氏は変わるために努力したが

一日を耐えるためには酒が必要だった

ミジョンはク氏の態度に複雑な気持ちだったが

愛情を求めないよう頑張った

ミジョンは本音を解放クラブで告白した

相手があれこれすることに自分もつられるのではなく

ただずっと好きになってみようか

今は違うように生きてみたいと変化を誓った

ク氏にも変化があり自らミジョンに連絡し

食べたいものをごちそうするとメッセージを送った

 

 

 

 

ミジョンとク氏が親しくしているのを知ったギジョンは

妹を心配するが

 

人を選んで会って

うまくいったことあるの?

そうやって人を選んでも

その人を全面的に
応援しないでしょう
 

 

ミジョンを崇めはじめク氏は変わっていった

ミジョンには日頃見せない本音も打ち明けたり

笑顔を見せたりもした

部屋中にあふれる酒の空瓶も全て片付けて

部屋の隅々まで磨いた

彼に何も望まなかったが

空っぽだった心も満たされていた

 

 

 

恋に落ちたギジョンは一日中テフンのことばかり考えていた

そんな中、テフンと会う機会ができ

ギジョンはヘアスタイルまで変えてテフンに会いに行った

楽しい雰囲気で会話をして別れようとした瞬間

ためらっていたギジョンは

自分と恋愛する気はないかとテフンに聞いた

 

しかしギジョンからの急な告白にテフンは戸惑ってしまい

申し訳ないという言葉を繰り返した

ギジョンは涙をこらえて背を向けなければならなかった


 

ク氏は仕事でジェホ(チョン・ホジン)と移動中

偶然、ペク社長(チェ・ミンチョル)が横を通り

ク氏を見つけ車から降りて

ク氏であることを確認して笑いながら声をかけた
死んだのか生きてるのか

隠れてしまったク・ジャギョンにこんなところで会うなんて・・と

ペク社長に会ってから本来の自分自身を見つめ直したク氏

深い暗闇の中に潜み始めた

ミジョンとの距離を置いたク氏は

ミジョンと幸せになるほど恐怖を感じていたのだった


今までのように不幸に陥ったク氏を見ながら

ミジョン再びク氏に手を差し出した

ク氏がどんな人でも関係なく

愛することを決心して始めた関係だった
それに答えるように

ク氏も再びミジョンに歩み寄ることにした

 

 

 

チャンヒはク氏の家に行き

ロールスロイスのカギを見つける
ク氏がチャンヒをある駐車場へ連れて行くと

そこにはク氏のロースロイスが停まっていた
チャンヒは運転させてもらうことに・・・

チャンヒはそれからク氏の高級車を乗り回すようになる

 

 

 

テフンに改めてお礼がしたいと誘われたギジュン

髪を剃れば外見へのコンプレックスや

男性への欲望を捨てられるから

冬までに誰か見つけるか

髪を剃るかどちらか実行するというと

僕が誰かになるからと告白される

 

 


ク氏はシン会長に会いに行く
まだそこに用があるのかと聞かれ

そこで何をするとさらに問われる
 

チャンヒはク氏から借りているロールスロイスが

傷ついているのを発見

父親に何で他人の車に乗るのかと怒鳴られる

 

 

 

農作業に向かったク氏はミジョンに戻ることにしたことを話す
たまに会おうというミジョンに

過去は気にしなくても未来は気にするだろうとク氏は答える
たとえ疎まれても電話するというミジョン

 

 

ク氏は元の世界に戻り社長として多くの部下を抱え

大金を動かし、威厳を持って仕事をしていた

チャンヒは会社を辞めた

母はギジュンの交際相手を見に行った後

クが去って失意のミジョンのことを思い

涙を流しながら家に戻り

出かけた洋服のまま横になったまま帰らぬ人となった

 

 

 

 

クは思いきって、ミジョンの家に来たが

家から見知らぬ女性が出て来た

母親が亡くなったこと

ミジョンたちはソウルへ引っ越したことを知る

そしてミジョンの連絡先を渡される

 

クはミジョンに電話をし二人は橋の上で会った

二人とも笑顔だった

ミジョンはク氏に名前を聞き

彼の名前がク・ジャギョンだと知る

 

 

 

 

再会したクとミジョンはソウルの街を歩いた

クの家に行くとおびただしい空の酒瓶が転がっていた

エアコンが壊れていて部屋は寒くお湯も出ない

二人はベッドに横になった

 

チャンヒはコンビニのオーナーになり

借金を返済

ミジョンは前の会社を辞め

カードを発行する会社に勤めていた

 

 

 

キジョンは、コンビニで妊娠検査薬を持っているところを

テフンの娘ユリムに見られた

それを聞いたテフンは

ギジョンに無神経なことを言ってしまい気まずくなる

 

 

 

クは重度のアルコール依存症で

これからどうなっていくのかという大きな不安を抱えていた

 

ヨム・ミジョン

俺は本当にお前が好きだった

を何度も言うのだった

 

 

ミジョンは実家で子供の頃の日記を読んだ

キジョンは父の妻と並んで座って雪を見ていた

翌朝、家族で食卓を囲んだ時

父が独身で生きるならそうしろ

お前たちは俺より立派だと言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想は・・・

 

 

 

 

 

なんだか一言も逃したくないほどのセリフの数々

すべて残しておきたくなる

 

 

最初はミジョンのク氏に言った言葉

「崇めてほしい」という言葉が

あまりピンとこなかった

普段使わない言葉だったし

崇める=尊いものとして敬う 

大事に扱う 崇敬する

「愛して」じゃないから

相手にその気さえあれば成り立つんですね

 

ク氏の聖域は絶対侵さないと決めて関係を始めたミジョン

同じ人間としてただ応援する

好きという感情が入ってきた相手に

こんなことできるのですね

ミジョン自体が聖域だ

 

 

実際、アルコール依存だとわかっているク氏に

飲むことを止めようとも

控える様にとも何も言わない

このことがすごく気になった

相手が自ら変わろうとすることを待つのか・・・

いや、待ってもいないのか・・・?

自分との未来設計がないのか・・・

 

 

1日5分ときめく時間を作るの

コンビニでドアを開けてあげたら

お礼を言ってくれた学生に7秒ときめく

朝、目覚めた時に

土曜日だとわかり10秒ときめく

 

それが私の生きる道

この言葉もク氏を救いましたよね

 

シラフでいると過ぎ去った人々がやってくる

死んだ人も・・・全員

朝、目を覚ましたら一人一人やってくる

体の中に腐った水が回っているようで

彼らを忘れるためにお酒を飲むと話すク氏に

 

自分に笑ったように

やってくる人に笑って歓待するの

 

こんな言葉を投げかけてくれて

そして自分を侵さないでいてくれて

応援だけしてくれる異性がいます?

ク氏がミジョンに出会えたのは奇跡だ

 

 

 

一方的に別れを告げられて姿を消し

突然現れて会った時も笑顔だった

 

 

私は怒らない

戻りたいんでしょ?

だとしたら行かないで

もっといて

とても寂しいとはいえるけど

腹は立たない・・・

今後は知らないけど

 

こういう風に生きると私も心が解放されますか?

・・・心が解放されているかどうか

どうやって判断するのだろう

楽に生きているか否かの自己判断??

 

そしてソン・ソック

良い演技でした

表情にやられますね

顔の黄金比率がいいのか今回イケメンに見えた

 

今回というのは

マザー」で相当怖かったのがいまだに払しょくできていないから

 

 

それはアン・ネサンの「糟糠の妻クラブ

あの狂人ぷりったら

 

ここにきて抱きしめて

ホ・ジュノが怖かったんだよ~とても

 

もっとたくさん彼を見れば

巷の人気に乗れるかも!

 

 

 

ヨン・ミジョン

ミジョンを呼ぶ時、良かったな~

 

これから先二人はどうなるのか・・・

コンビニから出たク氏がお酒を道に置いて

落ちなかったお金を拾ったことが

これからを示唆してるのかな

 

ク氏は結局ヤクザではないのですよね・・?

ホストクラブを何件も経営している社長ってことですか・・?

何らかの組織には入ってますよね?

 

オンマの突然死とアッパの再婚には驚きました

ソウルへ出ても兄妹三人で暮らすんですね

 

 

 

そして私にジャストフィットなセリフ

 

不愉快な人間はどこにでもいるし

ヤツらは絶対に変わらない

なら自分が変わるべきだが

この怒りを手放したくない

正当な怒りだから

なのにいつも抑えることを強いられる

まさにずっとこの気持ちで生きています

 

 

怒っても気分が晴れたことなどない

怒りを我慢すると2,3日でおさまるけど

 

感情的になると10日はモヤモヤする

肝に銘じます

 

 

解放クラブ

これは具体的にどういうことなんだろう

自分の気持ちに正直になる?

自分に気づく?

思いを吐露する?

どうしたら自分を解放できるのだろうか・・・

 

生まれてしまったら生きるしかない

そして自分に合った人生を見つけ

それにのらないといけない

 


 

 

とにかく、

宝石箱のように

心に響くセリフがいっぱい

良いドラマだった

もう一度見返すとまた

違った気づきがあると思う

長い事ネットフリックスで配信されていますように