将棋界の超天才 藤井聡太四段(当時)と羽生善治四段(当時)の比較が実に面白い!
羽生善治竜王がプロデビューした当時も、かなり騒がれた。
中学生プロデビューであること、小学生将棋名人戦で数年間優勝したこと、その内容がトッププロ並みの棋譜であったことから、新四段になった時も、既に名人候補だった。
プロデビュー後は確か7連勝くらいで連勝が途切れたはずだ。
その後、NHKテレビ将棋で、当時の名人経験者、現役名人にも立て続けに勝って、しかもその内容が圧勝で優勝してしまった。
特に当時の加藤一二三八段(あのひふみん)との対戦では、
伝説の5二銀打、
将棋界の歴史にその名にとどめるであろう絶妙手が
大話題になった。
その将棋を解説していたのが、故米長永世王将だった。
その手が放たれた瞬間に、『やった!』と叫んだ!
つまり、当時の羽生竜王の煌めくような天才性が遺憾なく発揮されていた。
インタビュー等では、普通の中学生の域を出ない子供らしいコメントだった。
一方、藤井七段はどうか?
今既に達成している新記録はさて置き、違いだけを記載する。
・序盤から隙のない将棋
・中盤でも正確な指し手
・終盤の正確無比な詰手順
・コメントの落ち着きとその豊富な語彙
当時の羽生竜王に比較して、天才性よりは、正確性や完成度が際立って高いのである。
もちろん、天才性が少ないのではなく、十分その棋譜内容で痛いほど伝わって来るものの、それ以上の完成度を感じるのである。
どこまで連勝を伸ばすのか?
いつタイトルを獲得するのか?
どれだけタイトルを獲得するのか?
優勝回数をどこまで伸ばすのか?
勝率は?
今後の藤井七段の記録に興味は尽きない。
しかし、僕が一番関心があるのは、藤井七段の将棋の内容そのものだ!
実に実に面白い!
従来にない将棋を見せてくれる!
頑張れ、藤井七段!
100連勝目指してくれ!
そして、毎局最高に面白い将棋を見せてくれ!
大好き藤井七段!