沼。

ますます沼にハマるわたしと彼。

いろんな話をして、愛し合って。

週に3日くらいホテルに行く日もあった。

お金少し出そうか？って言ったら、いいよ、働いてない人から取れないよ。おれ稼いでるから大丈夫！笑って言って絶対受け取らなかった。

コインパーキング代すらも。

それを更に大切にされてるって感じた。

帰りは帰っている途中に長文のお礼のLINEをくれて、帰ってからも夜中までLINEのやり取りをして。

彼の奥さんがいなくて、わたしも少し話せそうなときはこっそり少しだけ電話したりもした。

彼は営業だったけど、昼間は会えなかったから夜に会うしかなかった。

専業主婦のわたしにはハードルが高い。

最初は役員の集まりがあるからとか、友達がこっちにきたからって出ていたけど、今まで頻繁にそんなことなかったからそろそろ厳しい。

彼に会うために、理由を作らなければならない。

考えたわたしはコールセンターのパートをすることにした。

夕方から夜の時間帯。

旦那には昼間は下の子がいるし、上の子は幼稚園だから働きにくいから、夜旦那とバトンタッチすればちょうどいいという最もらしい理由をつけて。

実際に働くのは週に2日くらい。

残りの日は彼の都合がつく限り会った。

ほんとに最低だけど、その時のわたしには彼との時間が全てだった。

彼もきっと同じだったと思いたい。