少し前、知人に、観察していた場所のモミランが姿を消して以来モミランを見ていないと話したら、「僕の場所に案内してあげましょう。」と嬉しいお誘い、そろそろ咲く時期だろうと催促の電話をしたら、「明日行きましょう。」と。明日は午後雨が降る確率80%なので、明後日がいいのだけれど、明後日は別の用事があるという、それじゃしかたないですねぇ、雨が降る前に撮ればいいのです。
10時半に待ち合わせをして、他に花友二人を誘って、4人で渓谷を歩きました。ところどころスミレの花が出てくるのですが、前日の雨で傷んでいて撮る気が起きません。ヒナスミレが出てきて初めてカメラを向けました。
そうこうするうちに、着生ランがある木が出てきます。ヨウラクラン、ムギラン、モミラン、カヤラン…。みんな遠い、高い、望遠レンズが必要なところばかり。おまけに天気が悪いので、きれいに撮れません。天気のいい日に望遠レンズを持ってきて取り直しだなあと思っていたら、やっと、マクロレンズで撮れる高さにあるモミランの木に来ました。それでも大トリミングしての画像です。
知人の話では、もっと近くで撮れるモミランがあったのだけれど、今日、その姿がないと。 どうやら盗られてしまったようです。ここ10日間のことのようです。珍しい花は手の届く範囲のものは確実に姿を消していくのですよねえ。で、望遠の必要なところだけ残っていく。知人の好意を無にしてはいけませんからねえ、この場所は誰にも秘密にしなくては・・・。
花散策が終わって駐車場に着くころ雨が降り出しました。効率の良い散策でした。