(乱文ですし、暗く重い気持ちになる方もいるかもしれません。
ご覧になる方はご了承の上読み進めてください)
最近、
1年前に亡くなった母のことをふと思い出すようになりました。
母は誰にでも愛想が良く、頼まれたら断れない人で、その分誰からも頼りにされる人でした。
家事は決して得意ではなく、家の中もキレイではなかったし料理もとってもおいしいとは言えませんでした。
無趣味だけど家に閉じこもることが苦手で、朝は新聞配達、日中はヘルパーをしながら家事をして、いつも忙しそうでした。
私はそれが当たり前のことだ、母のやりたいことなんだと思っていたし、
外では笑顔を絶やさないのに家では父に文句しか言わない母が苦手で少し嫌いでした。
更年期障害なのかどちらかというとヒステリー気味だったし、勝手に私の部屋のものを捨てたりもされたし。
1年半前、母のガンが発覚したとき何の根拠もないのに「きっと大丈夫。今まで風邪もろくに引いてこなかった人だし、治療受けたらすぐ治る」とほぼ確信的に思っていました。
たしかに腰が痛いとか言っていたけど、
今日はご飯つくれないっていう日が増えたけど、
検査入院しだしたけど、
家族がかわるがわるお見舞いに行くようになったけど、
ベッドから起き上がれなくなって、歯磨きも自分でできなくなったけど、
絶対大丈夫。
だってお母さんだもん。お医者さんも手術に向けて頑張りましょうっていってたもん。
手術したらパッと治って、行きたいっていってたハワイ旅行に連れて行ってあげよ~。
母が亡くなる半月前から、予定通り私は婚約者と同居しだし新しい日々に追われ始めました。
4ヶ月先に控えた結婚式に向けて準備しなくちゃ、今までしてこなかった家事を覚えなくちゃ。
私は私のことで必死になっていました。
ある朝、目が覚めて携帯電話をみると、父と弟から夜中に着信が何度もあったようでした。
夜中の3時。
胸の奥がざわざわしたけど、
きっと大丈夫、
最後のお見舞いの日も笑ってたもん、
だってあのお母さんだもん。
母は息を引き取っていました。
その日からしばらくのことはあまり覚えていないけど、悲しい・辛いって感情はなかった。
母とのいい思い出なんて、一つ二つしか思い出せなかった。とにかく一番辛いだろう父のことばかり気にしていました。
お葬式にはたくさんの人が涙を流して別れを惜しんでくださいました。
私もそんな人たちを見て泣きました。
それでも忌引後は普通に会社に行き、彼との新生活を送り、結婚式の準備もして、遺影だけど式にも出席してもらい、新婚旅行も楽しんだ後には妊娠が発覚しました。
年末には、なんて忙しい1年だ!と話したりもしました。
笑顔いっぱいの1年で、周りにはさぞあっけらかんとしたように見られていたと思います。
実際、私自身もあまり深く考えられなかったのかもしれません。
そして今。
出産予定日を1ヶ月後に控えたころから、急に母とのなんでもない日常を思い出すようになりました。
風邪で寝込んだって食欲旺盛な私はお肉でもなんでも食べれたのに、母のおかゆが好きすぎて「作って~‼︎」と必ず甘えていたこと。
猫が好きな母と畳の上で、猫を撫でながらなんでもない話をしていたこと。
小さい頃ピアノの練習で何度も同じところで間違えていた私に、「〇〇ならできるよ。もう一回やってごらん」と言ってくれたこと。
その時のやりたいことしか見えない私。わがままでマイペースすぎる私のやることに、何も文句を言わずにいつも必ず受け入れてくれていたこと。
きっともっと言いたいことあったよね。
我慢強い母は、それぞれがマイペースな家族へのストレスや腰の痛みや体の違和感を一人で我慢していて、胃がんの発見が遅れてしまったのだと思います。
もっといっぱい話しをすればよかった。
聞いてあげればよかった。
結果は変えられなくても、もっとしてあげられることがきっとあった。
私には側で支えてくれる主人もいる。
父も弟もいる。
彼のご両親、きょうだいも優しいし、
遠く離れていても気遣ってくれる友達もいる。
それでも、わがままなありのままの私を無条件で受け入れてくれてる母の存在が貴重で、
私の中で大きな存在だったこと。
そして、そのことや母の死を見ないふりしていたことに今更気づきました。
取り返しのつかない後悔。感謝。悲しく辛く、いろんな感情があって涙が出てしまいます。
今になって感謝するなんて、
悲しい気持ちになるなんて、
親不孝な娘でごめんね。
お母さんのいいとこ全部もらって、私も母親になりたい。
お腹のこの子を無条件で愛してあげたい。
自分が母親になって初めてこんな気持ちに気付けました。
亡くしてから今まではぽっかり穴が空いたみたいな気持ちでしたが、思い出と感謝で埋まりつつある気がしています。
それでもまだ思いだして泣いてしまうと思うけど、これをみて悲しいけど少しあったかい気持ちも思い出せればいいな、と思って記事にしました。
結論もない、明るく楽しくもない、とっても個人的な重いお話を公共の場に載せてすみません。
最後まで読んでくださった皆様。
家庭の事情はきっとそれぞれ全然違う。
それでも、やっぱり、
美味しいもの食べたり友達としょうもないことで笑いあったりできるのは、この世に出してくれた両親のおかげなんだなぁと思います。
あとで後悔するのはとても辛い。
少しでも大切な方とお話をする時間が増えるといいな、と思っています。
私が出会うことのできた全ての人に、
ありがとう



