「博士の愛した数式」
80分しか記憶がもたない数学者と、家政婦さん。そしてその息子。この三人の物語です。
あらすじを聞いた時は悲しい話かな、なんて考えてました。
でも実際は、優しくて暖かくて切ない。
そんなお話でした。
元々数学は好きでしたが、この本を読んで数学の美しさ尊さに気づくことができました。
一番印象に残ってるシーンは序盤も序盤の14ページ。
"私" が博士に靴のサイズを聞かれ、24と答えた時に博士が
「実に潔い数字だ。4の階乗だ」
と言ったシーンです。
物語が進むにつれ、このように博士が何気ない数字に大きな意味を与える場面は沢山ありますが、このシーンが一番初めです。
立ち読みで13ページまでたどり着いた私はとても感動し、即レジへ持って行ってしまいました。
表向きの靴のサイズという意味に隠れた、その数字の大きな意味や使命。
そんな事を意識するだけで、世界はとても輝いて不思議に満ち溢れるような気がします。
読み終えた時に、80分しか記憶のもたない、あまりに優しすぎる数学者。博士は、幸せだっただろう。
そう思えてしかたありませんでした。
まだまだ秋は長いです。
新しい出会いをもとめて、また本屋さんに行ってみようかな。
実写映画化されてたんですね!
ぴったり!


