フェリシアさんと
カネオくん

ひつじのシムズ4さんで連載されていたたかり屋チャレンジの主人公、ヒモカワ カネオくんをお迎えして自作シムのフェリシアと恋してもらうお話です。

物語パートとプレイログパートに分けて更新します。

拙い文章ではございますが、今日は物語をお楽しみください。
 

また本記事はひつじさんとは無関係の2次創作企画です。

ひつじさん、及びひつじさんのファンやカネオくんのファンの皆様、不快に感じましたら申し訳ありません。

Twitter、wavebox、コメント欄、どこからでもプレイヤーであり筆者であるRinまでお申し付けください。

ひつじのシムズ4で連載されていた

カネオくんのお話はこちら。

未読の方はぜひ一読してみてね札束

 

 今までのお話

【第2話】悪人

【第3話】利用価値

【第4話】正体

 

家族

 

 

久しぶりじゃないか、アルフレッド君。
今日は何用かな?

 

 

ああ、シメオン殿、お久しぶりです。
今日はモーギン殿に訓練をお願いしようと参りました。

 

 

はっはっは、ティーンの頃のように先生と呼んでくれていいんだよ。

 

 

いえそんな、私はもう魔法学校は卒業した身ですので…。

 

 

メリル一族は皆固いねぇ。
もっと、Lちゃんくらい砕けてもいいと思うんだがね。
あ、それはそうとアルフレッド君。
君確か、妹がいたね?

 

 

え?えぇ、おりますが…妹が何かしでかしましたか?

 

 

いやいや、しでかすだなんて。
この前San Myshunoに遊びに行ったんだが、君の妹君を見かけてね。
なんでもストリートの歌姫だとか呼ばれてるらしいね。
メリル家の人間なのに魔法の才がなく一般人の学校に通っているとは聞いていたが、歌声は魔法のように人々を魅了しているらしいじゃないか。
私も聞いてきたが、それはそれは美しい声だったよ。

 

 

………シメオン殿、それは本当ですか?

 

 

ああ、おそらく見間違いではないと思うけど…。
きっとSNSなどで調べれば出てくると思うよ。
その様子だとアルフレッド君も知らなかったのかい?
ぜひ君もSan Myshunoに行ってみるといいよ。
神出鬼没らしいが…

 

 

お話の途中ですが、私は急用がありますので失礼します。

 

 

あ!アルフレッド君!?
モーギン君との訓練はいいのかい!?
…余程妹君のことを気にかけているんだろうかね。

 

 

…シメオンさんにはそう見えるんですか?

 

 

ああ!モーギン君!
今アルフレッド君は帰ってしまったよ。

 

 

ええ、知ってますよ。見てましたから。
はぁ、シメオンさん、メリル家の実状はご存知ないのですか?


え?実状?なんだいそれは?

……何も知らないのですか…賢者ともあろう人が…。

 



 

 

母さん!!

アルフレッド、いつまでその愚かしい呼び名を続ける気ですか?

あ、申し訳ありません母上…。

それで?何か問題でも起こりましたか?

 

 

それが、行方知れずになったフェリシアの居所がわかりました。

 

 

そうですか。
だからなんです?

 

 

え、連れ戻さないのですか?

 

 

元々メリル家に不必要な人間がいなくなっただけですよ。
なんの問題があるというのですか?


し、しかし!
アイツはこの家の所有物のはずでは!?
腕に込められた奴隷紋がその証拠…。

 

 

だからといってわざわざ労力をかけて連れ戻す必要がありますか?

…し、しかし…。

 

 

お前は、フェリシアの主人になりたいのか?
それとも兄として妹の身を案じているのか?

 

 

父上!
私はただこの家の所有物がなくなったのに黙っているのが嫌なだけです。


そうか…それならば勝手にするといい。
家の仕事はメイドもいる。
私もリアも同じ考え、フェリシアは不必要だ。
アルフレッド、お前のしたいようにしろ。

 

 

…かしこまりました。

 



 

 

くっそ、アイツがいねぇと怒鳴りつける相手がいなくて困るんだよ。
絶対に見つけ出してやる…!

 



 

ふふ、今日は冬祭り!
お仕事も順調だし、絵を高く買ってくれる人もいたし、コンロも買っちゃった!
これでカネオくんと一緒にご馳走料理が食べれる。

 

 

コンコン

 

 

なんの用だ?

フェリシアだよー!
一緒に冬祭りのご馳走食べようと思って!

 

 

邪魔していいのか?
…その、家に…。

 

 

うん!なんかこの部屋古いみたいであまり綺麗じゃないけど…。
一緒に食べてくれる?


ああ、いいぜ。

 

 

やった!
じゃあ一緒に作ろうよ!


あ、ああ、まぁ横で見てるわ。

 



 

 



 

 

おお!
美味いな!

 

 

カネオくんのアドバイスのおかげだよー!
ありがとう!!

 

 

なぁ、…お前さ、この前ジムで見たけど、タトゥーとか入れてんのな。

 

 

え?タトゥー?って?

 

 

右肩ら辺に入れてんだろ?
まぁ俺も入れてっけど、なんか意外っていうか…。

 

 

フェリシア、カネオくんみたいなタトゥー入れてないよ?

は?入れてんだろ。
なんか剣みたいなやつ。

 

 

あ、ちょっと待って!

 



 

 

 

これのこと?

 

 

ああ、それ!
なんか意外だったんだけど。

 

 

これタトゥーじゃないよ。

え?じゃあなんだよ。

 

 

んー…っとね…。
家の…印?


家紋ってやつか?

 

 

ううん、えーっと、フェリシアはね、奴隷なんだって。
この印はメリル家の奴隷ですってわかりやすくするための印なんだって。

 

 

この鍵、家の鍵なんだけど、内側から施錠されててね。
奴隷紋を持った人間は鍵を使っても開けれないんだ。
でもフェリシアの家族はあの人たちしかいないから、こうして使えない鍵を持ってるの。


…お前、ホント結構ヘヴィな人生だな。
つか家から出れねぇのにどうやって逃げ出したんだよ。

 

 

なんかね、いつも鍵がかかってたはずの門が開いてたんだ。
外からは施錠されてないんだけど、かわりに魔法がかかってて、見えなくなってるはずなのに。


…魔法?

 

 

うん。
フェリシアの家はすごく古くからあるメリル家っていう魔法使いの一族なんだ。
先祖代々みーんな魔法使いなのに、たまにフェリシアみたいなダメなのが生まれるんだって。
フェリシアには魔法の血筋が受け継がれてないんだ。
だから奴隷としてメリル家にいたの。

 

 

はぁ…。
血筋ねー。

 

コンコン

 

 

 

ん?誰だろう、ちょっと出てくるね。
ペニーちゃんかな?


はいよ。

 

 

…血筋かぁ。
なんか違うのかね。


キャ!!

 

 

あ?フェリシア!?

 

 

見つけたぞ、フェリシア…!

お、お兄ちゃん…!?

 

 

気味の悪い呼び方をしないでほしいね。
なぜ所有物が勝手に逃げ出した?


…。

 

 

答えないのか?
まぁいい。帰るぞ!

 

 

おい待てクソ野郎。

 

 

なんだって…?

待てって言ってんだよ。

 

 

誰だお前は?
兄が妹を、所有者が所有物を取りに来て何の問題がある?

 

 

…はっ!昔からお前は器量だけはよかったからな。
男に媚び売って囲ってもらってたのか!

 

 

違うよ!
カネオくんは私の大事なお友達で…!

 

 

おいフェリシア、そいつはお前の兄か?
それともただのクソ野郎か?

 

 

…お兄ちゃんだけど、大っ嫌いなクソ野郎です!!

わかった。

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

終わりだな。

な、なに…?

 

 

変えたんだよ。
これにな。

 

 

 

カネオくん、魔法使えるの…!?

 

 

ああ、まぁな。
結構便利だしな。

 

 

す、すっごーーい!!!

まぁしばらく経つと戻っちまうがな。

 

 

そっか、でもすごいね!
フェリシアも魔法覚えたら、お兄ちゃん…ううん、お兄ちゃんだけじゃなくて、ママとパパにも勝てるのかな…?

 

 

復讐ってやつか?

え?
ううん、違うよ。

フェリシアが魔法使えたら、奴隷じゃなくて家族として接してくれるのかなって…。

 

 

お前馬鹿だなぁ。
奴隷にされたのにまだ家族になりてぇのかよ。


…うん。
楽しかった記憶も愛された記憶もないけど、フェリシアの家族だから…。


…そうかよ。

 

 

あ、そうだ!
ツリー買ったんだよ!
飾り付けしようよ!


あいつどうすんだ?

 

 

んー、わかんないけど、門限あるからきっと戻ったらすぐに帰ると思うよ!

…成人しても門限あんのかよ。

 

続く…

 

こんにちは、Rinですぽってりフラワー

カネオくんとフェリシアのお話、今回は完全創作ですね。

1話目と同じでフェリシアの家の中だったりはプレイ内容と同じです。

そしてフェリシアの兄、本編では名前出てきてないですが彼はアルフレッドと言います。

チラリと出てきた母はリア、父はクリフォードという名前のシムです。

以前フェリシアの家族の紹介記事で紹介しましたのでここの紹介は省きます。

兄のアルフレッドは意地悪だけどフェリシアには歪んだ愛情、執着なようなものを持ってるイメージです。

支配欲みたいな。

で、彼らメリル一家は6話目のプレイから世界に放出されます。

その辺うろうろするかもしれないし、解釈違いのようにフェリシアに構いまくるかもしれません(笑)

 

あ、あと今回大事だったのはフェリシアのタトゥーの回収ですね。

フェリシアのタトゥーは本来別ゲームとのコラボ作品なんですが(笑)

今回は創作に使わせてもらいました。

昔読んだ漫画でおでこに奴隷の焼き印を押される描写があったのでパクった参考にさせていただきました。

さて、このタトゥーの入ってる位置、覚えておいてくださいね。

数日後、ちょっとこの物語が分岐しますので。

 

そして明日はプレイログ編です!

どこまで創作でどこまでプレイ内容かを確認する感じになりますが。

お楽しみにふんわりリボン

 

Thanks!

ひつじの姐さん

カネオくんをお借りしています!

本当にありがとうございますキラキラ

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます

キラキラお願いキラキラ

 

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