初めまして

私は30代、日本在住の日本人男性です

30年生きてきて、ようやくこの世界がどうなっているのかを

少しだけ理解してきたので、メモ帳代わりにブログに残そうと思います


[1] 人間は嘘がつける動物である、について今日は書きます


ーホモサピエンスにおける我々人類は

 言葉すらも道具として扱い、それを進化させてきたー


私はよく人に嘘をつきます

自分の仕事でミスがあった時、上司に怒られると思ったら報告をごまかしたり、

身長を高く見せようとシークレットブーツを履くことなど

前者は自己防衛のための嘘、後者は自分の利益の為の嘘と、嘘にも分類があります


嘘は一時的なその場しのぎとしては非常に効果がある手段です

ですが、もちろん良くない点もあります

それは、「嘘が嘘のまま広まり、それが事実だと扱われるようになること」です


もし、あの時、上司に報告するべきことをしないまま問題が放置されていたら

生じた亀裂はさらに広がり、後になったとき取り返しがつかない事になっていました


私は子供の頃、親や教師みたいな絶対的な大人は間違っていないと思っていましたが

今では必ずしもそうではないと思います


大人は子供の事を「子供」だと呼び、子供に大人を「大人」と呼ばせる

この呼称には大人が子供を都合よくあしらう為に枠組みだと考えます


「子供にはまだ早い」とか「黙って大人の言うことを聞け」なんかは

大人という言葉を使った暴力(ハラスメント)に近いです

だって言葉の主従関係には大人>子供が前提になる事を刷り込まれているから

子供はその言葉を使われたときに太刀打ちできません


人間の親は子供には過剰に期待したり、愛情に価値を付けたり

教師は大勢の生徒の前で先生を演じることに必死です

そこで生まれるギャップや弱さが露呈し嘘をついてしまいます


嘘は本来、そういった自身の恥を隠すように使われていましたが、時代が進むにつれて

「嘘を当たり前かのようなに刷り込ませる使い方」になったと思います


歴史を振り替えり、嘘がもたらした事実曲論を考えます


16世紀のヨーロッパではこんな言葉があります

「人は生まれながらにして天職が決まる」

これは主に上流階級(貴族)が下流(農民)に流行らした言葉であると推測します

この言葉の本質は

貴族は生まれながらにして貴族なので領地を統一し税を集める

農民は生まれながらにして農民なので領地を賃借する代わりに税を納める

と言うところにある気がします


もうひとつ「天動説」という言葉をあげます

これは地球が宇宙の中心であり、他の惑星は地球を軸に回っている、というものです

この説を利用したのが宗教です

「万物の根元は地球にあり、その中心に位置する神を崇拝する我らは絶対的なものである」

そうやって自身を優位に見せ、信者を集め、お布施と言う名のお金を集めました


今となってはどちらも「おかしい」と言えますが

当時はそうじゃなかったはずです

だって、自分より高位な人がそれをいってるんだから間違いはない

生まれてから代々そういう家計だから間違っていない

周りのみんながいってるんだからきっとそうなんだ

信じないと自分だけが迫害される

ネットワークがまだ狭い時代にこれほど刷り込まれたら信じざるおえません


大人=貴族、聖職者 子供=農民、信者

みたいな構図が出来てしまっていたんです


権利者(大人)は嘘によって事実をねじ曲げ、自分の都合の良いように情報を仕立てる

自分の立場を利用するその姿は、時代の詐欺師と呼ばれる事でしょう


現行の一般常識のなかで、世の中が今述べた不条理に当てはまらない事は

誰かが嘘を「嘘」だと見抜き、それは間違っていると思えたから

きっと、すごく苦悩や痛みを伴った中で

同じように疑問を持つ賛同者を集めて戦って

少しずつこの世界は良くなってきたんだと思います


ですが、未だに現代でも、嘘はあちこちに蔓延しています

まだこの境界線には問題があるのです

これは人が幸せを願う過程で「恥を捨ててでも利益のために嘘をつく」と言う境地に

至っているのだと私は思います


あなたは世界の嘘をどこまで見抜けていますか?


私はただ真実が知りたいです。