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はじめてのOL一人暮らし雑記

実家暮らしで家事も何もわからない社会人8年目が、一人暮らしを始めました。
1年経ってだいたいのことが出来るようになりました。
買ってよかったものや、本・映画の感想を書いています。

※最終巻のネタバレを含みます

最終巻、買ったよ!読んだよ!ただの感想!!!

 

 

第一に、感想として言えるのは「面白かった!!!!!」ということ。

 

エレンVS104期生+リヴァイで始まった戦いが、

エレン・ユミル・ジーク・よみがえった9つの巨人VS104期になって、もうオールスター大集合じゃん!と。

 

アニがファルコとガビと共に窮地を救うシーンはかっこいいし、

ミカサに「あんたの幼馴染は囚われてばっかりだね」と声をかけるのはクスッとした。

エレンがさらわれまくった10巻あたりから、今度はアルミンまでさらわれちゃってるんだもんね。

いつだってミカサの立ち位置は王子様みたいだ。

 

ファルコの巨人化で船が沈む可能性があるのに、それを許すキヨミ様もかっこよかった。

進撃の世界の大人は、愚かな人類も多いけど、大人としてかっこいい人類も多い。

キヨミ様や、ピクシス司令のことは大好きだった。

 

アルミンが、あの空間で自分の「かけがえのない時間」を思い出すシーンは郷愁にかられた。

あのシーンはだれもが、昔の「何気ない幸せ」を思い出したんじゃないだろうか。

アルミンのこと、やっぱり大好きだなと思った。

 

そして、アルミンにはあの丘で拾った葉っぱに見えている砂が、ジークにはクサヴァーさんと投げたボールに見えている。

クサヴァーさんとジークの関係もとても好きなので、あそこでジークが「本当に欲しかったもの」に気が付けて良かった。

そこからの過去のみんなへの呼びかけ、協力する9つの巨人、それでいて猿の巨人VSリヴァイの決着・・・・・・熱い・・・。

 

ミカサとエレンの山小屋でのシーン、こんな未来もあり得ていたのかな、と思うとちょっと切なくなった。

二人だけで駆け落ちして余生を過ごす世界。それだって幸せだったはず・・・・。

でもそのあとの、ミカサの「ごめん、できない」でマフラーを巻くシーンのカッコよさ。

みんなかっこいいけど、ミカサのカッコよさには痺れる。

 

すべて終わったキスシーンは宗教画のようだった。

 

アルミンとエレンの対話のシーンでは、「10年は引きずっててほしい!」に笑った。

あれだけシリアスなシーンのあとに、笑いを作れるのは先生ならではだな、と思う。

もちろんオカピのシーンも笑った。

 

アルミンじゃないけど、ほかに方法はなかったのか、とどうしても思ってしまう。

でも、過去から未来まで見えるエレンの記憶をもってしても、こうするしかなかったなら、本当に壁の中の人類が生き残るにはこうするしかなかったんだろう。

 

最後には、エレン以外のこの巻まで生き残った人物が生き延び、その後新たな世界で苦労しながらもまっとうに暮らせたのであろうエピローグ。

 

追記されたという話のミカサのその後は、本誌で想像の余地(エレンを思って生涯独身をつらぬいたのか、アルミンの言う通り「あんがいあっさり」なのか)があっただけに、

ジャンと結婚したんだ!?という驚きはあった(私はミカサの隣にいたのはジャンで、ジャンとの子供が生まれていると思っています)

 

ただ、エレンが望んだのは、104期生が穏やかに生きてその子孫も・・・という雰囲気があったので、

ミカサが老衰して穏やかに子孫に看取られて死んでいくのはエレンの願いでもあったと思っています。

 

ミカサは生涯エレンへの思いを貫いているのは、マフラーやバラの花ことばからもわかって、

そんなミカサごとジャンは愛したのだなと思うと、ジャン・・・いい男過ぎるなと。

 

エレンの望んだとおり、104期生の孫あたりまでは平和な世の中に生きれたんだと思うけど、

その後戦争があったり、島が原初の姿に戻り、ユミルが不死を手に入れた木にそっくりになったエレンの墓に少年が・・・という終わりは、エレンをユミルとして歴史を繰り返す可能性すらあって怖い。

進撃っぽいな~と思う。

あそこからまた「2000年後の君へ」が始まる可能性もあるし、ただ素通りするだけかもしれない。

 

エレンが、あの戴冠式で記憶を手に入れてから、この終わりまで104期生が今後生きるためだけにここまでやってきたのだと思うと、彼にとっての幸せはなんだったのだろうと悲しくなります。

できることなら、アルミンとミカサと生きたかったはずで、それでも彼はアルミンとミカサが少しでも長く生きるために、「あのすべての始まりの日」にベルトルトを生かすために母親すら殺した。

 

「その日人類は思い出した」のあの日に、ベルトルトがエレン父前妻の「無垢の巨人」に食われていたら、この未来はなかったから・・・。

エレンの憎しみという点でもこの未来はないし、ベルトルトの超大型巨人を死にかけのアルミンが食べて復活することもなく、もっと早くマーレ侵攻による死を迎えていたのでしょう・・・。

 

すべてはこのエンドのために綿密に仕込まれた歴史だったとしても、どうしても、ユミルが愛する人を守らずに見殺しにする過去を選びなおして巨人の力が消えてハッピーになった人々を見ると、もっと何かみんなが幸せになる手段はなかったんだろうかと思ってしまいます。

 

エレンが地ならしをしなければ、巨人の力が消えたらエルディア人とパラディ島は用済みでやられてしまう。

そもそもミカサがエレンを殺さなければ、ユミルの愛への回答が変わらず巨人の力は消えなかった。

すべてはしかなかった、そうはわかっているのですが。。。

 

過去の巨人も今操れる、あの能力をアルミンやエルヴィンに相談していたら、もっと何か道は開けたんではないか、なんて考えても仕方ないことを考えてしまいます。

 

一つの物語と言ってしまえばそれまでですが、キャラクターの人生のことをすごく考えてしまいました。

 

進撃の巨人は、マーレ編のガビの、ニコロに会うまでの心の動きがとても秀逸だと思っています。

善悪とは何か、そういうものを非常に考えさせられました。

答えはないし、出ないと思っています。

 

全人類に道徳の教科書として全部読んでほしい、そう考えている作品です。

アニメでこのラストまで映像化されるのが楽しみで仕方ありません。

 

ありがとう、諌山先生。

 

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