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はじめてのOL一人暮らし雑記

実家暮らしで家事も何もわからない社会人8年目が、一人暮らしを始めました。
1年経ってだいたいのことが出来るようになりました。
買ってよかったものや、本・映画の感想を書いています。

CMで見て気になって、amazon独占配信の新実写化の「シンデレラ」を見ました。

prime会員見放題の対象です。

 

一言でいうと、「現代の女性の”シンデレラストーリー”」という感想です。

面白かったです!

 

特に視聴をオススメする方

  • 現状の社会に思うところがある女性
  • 夢を叶えるストーリーが好きな方
  • 愛のあるハッピーエンドが好きな方

 

おそらく、この映画が苦手な方

  • 最近の世の中の流れに、女性ばかりが良い思いをしていると感じる方
  • 「性別らしさ」を重視する方
 
■あらすじ
継母と異母姉妹の姉2人と暮らす、通称シンデレラ。彼女は、ドレスデザイナーを目指し、地下室でドレスの制作に励んでいる。
一方、父親(王)から結婚を勧められるが、領土の拡大にも興味もなく古臭い考えに全く乗り気になれない王子。
「王子の結婚相手探しをする」と国中にお触れが出て、女性たちがドレスを着て街に繰り出し始めたころ、シンデレラは「だったら私のドレスを買ってくれる人がいるかも!」と自作ドレスを片手に街に出る。
しかし、「商売は男のもの」で、女性のシンデレラは商売人として認められず、馬鹿にされる。
 
そこにみすぼらしい恰好をして市中を散策する王子が通りかかり、王子はシンデレラに興味を持ち、「ドレスを言い値の3倍で買う」こと、「ドレスを求める貴族たちを紹介できるから王子の結婚相手探しの舞踏会に来るといい」と伝える。
しかし、「安定した家との結婚こそ女とその家族の幸せ」と考える継母は、シンデレラに求婚してきた男性とシンデレラの結婚の約束を取り付けてしまう。
舞踏会の参加資格は「未婚」なこと。シンデレラは舞踏会に行くのを阻まれてしまう。
そこに”ファビュラスゴッドマザー”が現れて・・・・
 
■感想
もう最初から最後まで「現代風」です。
シンデレラは継母にも姉にもいじめられていませんし、夢を追っています。
王子も王位を継ぐことや領土を増やすことに乗り気ではありません。
 
私が作中で好きになったキャラクターは、王子の妹です。
王子の妹は、考えている政策がたくさんで、王子と王が話しているときに城の物陰から現れて「この件についてはどう思う?」と政治の問題提起を起こしては王に「お前は出ていけ」と追い出されます。
女の子は会議体に入れませんし、王国の政治にも口出しさせてもらえません。
洋服もいつも「現代風な洋服」で、馬にのったヨーロッパの舞台に対して非常に進んでいます。
 
好きなシーンとしては、お姫様抱っこでシンデレラを運ぼうとする王子に、シンデレラが「自分で走った方が早いわ!」といって走り出すところや、
ガラスの靴に「この靴歩きづらいわ」と苦言を呈し、ファビュラスゴッドマザーに「ハイヒールってそういうものよ」と返されるところなどです。
(ちなみに、ガラスの靴は脱げて忘れるのではなく、歩きにくいので脱いで投げ捨てます
 
■ネタバレも含む感想
いわゆるシンデレラの「意地悪な女性たちにいじめられていた不遇な性格・ビジュアル美人が、魔法の力で身なりを整え、王子に一目ぼれされて玉の輿・永遠の愛」という「金と権力のある男に見初められて家庭に入るのが女の幸せよね」という価値観を、現代風にアップデートしています。
この作品の面白い所は、この考え方を継母が強く思っていること。そして、継母がそう考えるようになった理由がきちんとあること。シンデレラが「でも私には夢がある」と自分の夢を第一にすること。
 
一方で、この令和版シンデレラも女性にとってのおとぎ話であると私は思います。
この話でシンデレラは、自らの意思(魔法のアシストもありますが)で、自分の夢をつかみ、愛する人(王子)との愛も手に入れます。
過去のシンデレラと違い、受け身ではないということがありますが、手に入るものの多さは令和版の方が多いんですよね笑
このシンデレラ、自分の夢を叶えたうえでイケメンの旦那(しかも王族)を手に入れているわけです。
 
シンデレラは、ドレスデザイナーの夢を叶えるために愛する王子の求婚を断ります。
しかし、王子は「愛する人といるのが僕の夢だ!」と家を捨ててシンデレラの夢に付き合う道を選びます。
全体的に、作中の女性がやりたいけど「男社会のルール」によって止められていたことを、作品の中の男性陣が「目覚める」ことで女性たちに寛容になっていくんです。
これは、現代に「女だからこういう抑圧がある」と感じている女性たちにとっては、痛快で開放的で、あこがれの物語になると思います。
一方で、現代の動きを「女ばっかりいいよな」と感じている男性にとっては、「女に都合のいい」ムービーになっているのではないかと思いました。
 
最近の女性は、「自己実現」のような形で、「夢を叶える」「好きなことで生きていく」その上で「理解のある素敵な旦那さん」も手に入れるというのが、あこがれの女性像になっている気がします。
子供と家族のためだけに生きるなんて嫌だ、私も好きなことしたい、家政婦じゃない、家に入れなんて男お断り、それでいて大好きな人に溺愛されて幸せになる、みたいな。
大胆なアレンジかつ、まさに「現代のシンデレラストーリー」でした。
 
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