※今回はかなり長いです!!!!
観劇をしていてたまに思う事は
あと何回、心底観劇して良かったと思う舞台に出会えるのだろうか?
初めてそれを感じたのは割と最近で
エリザガラコンで真咲さんシシィの「私だけに」を聞いた時でした。
Amotionでも感じたけど、また少し違う種類で…
ご縁がありまして、
星組さんの阿弖流為を観劇できることに。
でも歌舞伎の阿弖流為を偏愛しているので、
いくら歌うま揃えてもあの歌舞伎で描いてしまった世界観に
到底及ばず物足りないんだろうなぁ。
と思ってしまったのが本音。
しかし…かなり良い評判しか聞こえてこないので
とりあえず、歌舞伎の阿弖流為とはしっかり別物と頭に叩き込み
観劇にのぞみました。
結果から言うと
めちゃくちゃ泣かされた!!
しかも宝塚版阿弖流為と田村麻呂の関係性を
歌舞伎版阿弖流為で見たものでガンガン補完されていくもんだから
(その逆もあり)
余計に胸にくるものがあって…
まず鮮麻呂 しーらんの熱量が本当に半端ない。
冒頭からトップスピード。
私の中で熱い演技をする人だなぁという印象が
今回前面に出ていて、開始5分で泣いてるし泣かされるしの
予想外の展開。
鮮麻呂がひた隠しにしていた胸の内にある熱い蝦夷の心を
若い蝦夷たちに伝える場面ですでにみんな泣きそうっていう…
あのしーらんの熱量が
演者たち、特に蝦夷チームに物凄く伝わるから
世界観の入り込みかたが、尋常じゃない。
東京2日目でこんなに熱いのに
千秋楽は一体どうなるのか…
そして…飛良手役の天華えまちゃん。
あんなに顔でも思いっきり演技する系ジェンヌさんとは知らなかった!
宝塚版は楽しい場面は多くないから(熊子いないし…)
割と厳しい顔をしているシーンが多いんだけど
その中でも断トツで泣くの我慢したり、めっちゃ泣いてるのは
ぴーすけくん!!
顔芸ジェンヌ大好物としては(言い方!!)
オペラロックせざるおえなかったし
見たら見たで泣かせれるしで…
大変でした。。
…せおっちの田村麻呂!!
最高に麗しくて見惚れた。
演技も途中、観ているこっちが辛くなるほどの孤独感に
せおっちよく耐えたなぁ…という突然のおばあちゃん目線発動。
よく田村麻呂を演じ切ってくれた!!
蝦夷を人として扱うが故、朝廷側と相容れず
都人なので、蝦夷の仲間にもなれず…
蝦夷の仲間との結束が強いからこそ
田村麻呂の孤独が浮き出て台詞の一つ一つが重い。
「蝦夷に生まれていれば…」って言う台詞と表情が辛かった。
蝦夷チームは感情を全面に出しているのに対し
田村麻呂の感情を抑えていることが多くて
感情以外にも沢山のものを自分の中に抱え込んでいるのだろうなという
演技だったのがまた辛い。
もちろん、
こっちゃんとくらっちカップルは最高に良かった。
身長差も歌声も演技も!!
当て書きなんじゃないかと思うほど。
くらっちは星組にきてすごくしっくりくる。組み替えは正解だなぁ。
こっちゃんはショーブランみたいな役より
阿弖流為みたいなお役のほうが好きだなぁと思いました。
あと…2.3年後に再演してほしい!!
また観たいって言うのは勿論なんだけど、
若さを抑えた阿弖流為もみたいなーと。
若さがみえるって言うのは勿論良い意味なんだけど、
学年を重ねないと出ない落ち着きみたいなものが入ったら
この人達ははどんな風に演じるんだろう。っていう伸び代の楽しみが
半端ない舞台だったから。
若手ばっかりなのに、よくここまで作り上げたね。すごいね。
と言う人もいるかもしれないけど、
私はそうとは思わなくて。
学年とか関係なく、
今このメンバーだからできた舞台だなーと言うのを強く感じた。
阿弖流為と戦っている時だけこの胸に熱さを感じた。
みたいな事を田村麻呂が言うのだけれど…
きっと今回の舞台を演じてるメンバーは
同じような想いを感じているんじゃないかな…
と、勝手に想像して泣いてました。
こうゆう舞台に出会えるから、
観るのを辞められない。
原作にも手を出そうと考え中。
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