週40時間労働の労基法がおかしいときたか。
ワタミといい、外食は死ぬまで働かせるブラック産業だと社長自ら言うなんて。
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【インタビュー】34歳でぶっちぎりの外食成長株、ステーキ「けん」井戸実社長に聞く [12/04/17]
- ここ数年、外食業界で話題を集める新興チェーン「ステーキハンバーグ&サラダバー
けん」(以下「けん」、運営会社エムグラントフードサービス)。井戸実社長率いる
「けん」は、2006年7月に1号店として南柏店(千葉県)をオープン。1000円程度のメイン
メニューを注文すると、サラダやカレーが食べ放題になるという値頃感が受け、急速に
店舗数を拡大してきた。12年3月期末でフランチャイズを含めて全230店を展開、売上高は
225億円を見込んでいる。
この「けん」の躍進に目をつけたファミリーレストラン各社は「ステーキガスト」(
すかいらーく)、「カウボーイ家族」(ロイヤルホールディングス)と模倣業態を続々と
投入。業界は空前のステーキブームに沸いている。
はたして「けん」は競合他社の追撃をかわし、高成長を続けることができるのか。
井戸社長といえば、クレームの電話をかけてきた客について、「たった1000円ちょっと
の食事で30分もクレーム電話をし続ける奴の気が知れない」や「ニートは道を歩くな」
といった過激なネット発言で知られる人物。ある業界関係者は「トップが知性や教養を
欠くと思われがちなことも、外食が主要産業として認められない理由の1つ」として嘆く
。企業が拡大局面にある今、発言に慎重さも求められる。
■おいしいのはアイスとカレー
――「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」はどのような業態か。
ロードサイドを中心に展開するファミリーレストランだ。他社のファミレス店が退店
したあとの設備や建屋をそのまま使う「居抜き出店」でコストを削減し、店舗にはおカネ
をかけない。その分、顧客にカレーやサラダバーを食べ放題として提供するビジネスモデル
だ。ターゲットは家族連れで、客単価は1150~1200円と他社ファミレスに比べ安くはない。
――「けん」のウリは。
「けん」で胸を張っておいしいといえるのがアイスとカレーだ。アイスとカレーは嫌い
な人がいないし、集客力も強い。特にアイスは原価だけもらっているイメージ。最初は
大手菓子メーカーのアイスを使っていたが、食べ放題に来て200円払ったアイスが普通の
アイスだったら面白くない。びっくりするものを探そうと思い、現在のベルギーアイスに
なった。
仕入れ原価でバケツ1杯(2.4リットル)当たり2000円以上するため、3皿食べられると
原価割れしてしまう。コンビニで売っている高級アイスと原価ベースでは変わらない。
この高品質アイスを200円で食べ放題にしているのは「けん」だけだ。
カレーについてはおいしくもなく、まずくもないことが重要だ。大人も子供も食べられ
る辛さで、毎日食べても飽きが来ない味になっている。これが辛かったり、スパイスが
効きすぎたりしているなど、クセがあると飽きられてしまう。万人受けする無難なカレー
というメッセージが込められている。
サラダバーも当然ウリの1つ。野菜は高騰しているが、それでも値上げはしない。ステーキ
よりもサラダバーやカレー、コメの原価が高い。外国産米の使用は考えず、商品ミックス
を変えることでやりくりしている。
ソース:東洋経済オンライン
http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/3fc35ce7d89afe3a899df17e9b4e2444/page/1/
http://lib.toyokeizai.net/public/image/2012041200997400-1.jpg
この辺が商売のやり方で、一般的にステーキ屋はステーキで、ハンバーグ屋はハンバーグ
で勝負しようとする。誰もが当たり前だと思うが、われわれはそこにたどり着かない。
すき家の戦略のように牛丼を含めさまざまなサイドメニューをミックスして販売する。
そこに商売のコツがある。
<中略>
■サラリーマン店長には限界、オーナー化・FC化を進める
――直営、業務委託、FCなどさまざまな運営形態を取っているがどんな違いがあるのか。
当社が直接運営する直営店は、これがないとFC展開ができない。業務委託は、直営店の
店長を経営者にしようという目的で、各店長にオーナーになってもらうシステムだ。FCは
契約締結企業の投資で店を造ってもらい、われわれはノウハウの提供料をもらうシステム
と、この3点に分かれている。
今後、直営はどんどん減らしていく。それは、サラリーマン店長では、電気や空調の
スイッチをまめに切って節約しようとはしないが、オーナー店長になって自分の収入に
跳ね返ってくるとなると、途端にこまめなコスト削減をし始める。店長はみんな経営者に
したほうがコスト管理の面が徹底する。
もう1つは民主党が社会保険の適用枠を拡げようとしており、そうなれば小売りや外食
産業はたまったものではない。その対象にならないように業務委託契約を推進する方針だ。
――過去、ファミリーレストランなどでは、アルバイトを休ませて店長が代わりに入る
ことで、コストを圧縮する動きがあった。すかいらーくでは業務委託契約の店長が過労死
した事件もあり、外食業界では労働管理を徹底してきた。そういった流れに逆行しないか。
倒れるのはそいつが悪いだけ。自己管理の問題だ。利益を出すにはそれしかない。僕の
立場で言っていいかわからないが、そもそも労働基準法がおかしい。なぜ週40時間以上の
労働が残業になるのか。そんな環境にあるのは公務員だけだ。労働関係の法規制は、いろんな
働き方や仕事がある現在の状況に合ってない。
そういう意味で社員にはオーナーになってもらう。もちろん最初はオーナーが店長を
兼ねるケースが多いだろうが、週40時間の労働で、働きたい。それ以外は家族と過ごした
い。高い給料はいらないというのであれば、店長にも管理職にもならなければいい。
そうではなくて、30~40代の働き盛りで、家にいてもやることがない、子供を食べさせ
なければならないという人たちは、じゃあ契約しましょう、と。働くだけ働いて残すもの
を残せばいい。
2つとも労働者の権利を尊重する働き方を提案している。これは直営店では守れない。
今後は50店舗ある直営店のうち、半数以上を業務委託に切り替える方針だ。
――ブログで上場準備中だとしているが。
時期を決めているわけではないが、上場準備中だと言っておこうかなという話だ。具体的な
スケジュールはない。昨年は上場しないと言ったが、それはそのときの話。今は風向きが
変わって、上場準備中ということになった。ただ、資金繰りについては不自由していない
。銀行からの借り入れはほとんどないし、今期は出店を抑制することでキャッシュフロー
が大幅に改善する。そのための出店抑制でもある。
――同じくブログには「もうすぐ引退する」と書いてある。40歳になったらすし屋になる
と言っているが。
今、僕が社長業をやっている必要がない。迷惑をかけているばかりだ。この会社にとって
いちばんいいのは僕が代表を辞めておとなしく家にいたほうが儲かる。役員報酬1.8億円
だけでなく、毎月経費で400万~500万円飲んでいる。その分経費が浮く。どこかで1回区切り
をつけたいと思っている。
<以下略。省略部分はソース参照>
-以上-